2010年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  コジマ ナオコ

【ざぶん環境賞】三川内の川と宝石

「これからもずっと泳げるといいな」

僕の住んでいる三川内地域は、山々に囲まれ、動物がたくさん生息している。川もきれい

だ。だから、夏になると川で泳ぐことができる。川で泳ぐことは、僕達にとってなによりの

楽しみである。アユやドジョウなどのおいしい魚もたくさん住んでいる。しかし、これから

川が汚れ、生き物が生活できなくなったらと考えると、とても嫌になる。

今、環境問題に人間が悩まされるようになってきている。いつ川で泳げなくなるかも分か

らない。

しかし、僕達はこのきれいな川でいつまでも泳げるように活動をしている。それは、「MK

D作戦」という活動だ。「MKD作戦」とは、「三川内河川大掃除」のことだ。川の中のごみ

などを拾い、きれいにする活動だ。毎年、六月に行われている。今年は口蹄疫の問題で実施

できなかったが、この活動をすると川がとてもきれいになる。しかも、約三十年近く行われ

ている伝統のある活動だ。

なぜ、ここまで続けてこられているかというと、地域の川を飛んでいるホタルを守るため

だ。一人一人にその意識が刻みこまれている。僕達の地域には、ホタルがたくさん住んでい

る。毎年五月から六月中旬までホタルの定点観測をしている。夜になると中学生がホタルを

数える。一つ一つの光がとても神秘的できれいだ。何百匹と見られる地域もある。地域の人に

とってホタルは宝石、いや宝物である。ところが、近年少しずつ減少傾向にある。これも環

境問題に関係していると思う。

また、ホタルが減ってきている問題として、カワニナが関係している。ホタルの幼虫は、

カワニナを食べて育っている。そのカワニナが減ったら、ホタルも減るのである。だから、

僕たちは毎年カワニナ調査も行い、分析している。地道な活動であるが、ホタルを守るため

にも、ずっと受け継いでいきたい活動である。もし、ホタルの光が三川内から消えてしまう

と、とてもさみしくなる。僕たちの地球からホタルがいなくなるなんて考えられない。だか

らこそ、いつまでも川をきれいにしていきたい。

その他、三川内地域の山々には、シカや猿、イノシシも住んでいる。三川内は自然に囲ま

れて恵まれており、空気もおいしいところだ。人間だけでなく、動物たちと共存しているこ

とを日々感じられるところでもある。このような三川内の豊かな自然の宝箱から宝物がなく

ならないように、自分たちにできる清掃活動をしっかりして、ずっと守っていきたい。

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