2016年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  KEN★16

【特別賞】ようせいの水やり

ある町に、雪華ちゃんと言う女の子がいました。雪華ちゃんは、学校でミニトマトをそだてています。

でも、雪華ちゃんのミニトマトは、赤くなりません。夏休みに入るので、ミニトマトを家にもって帰り

ました。帰り道、川のそばでお友だちに会いました。そして、お友だちが 「いっしょにあそぼう」

と、言うので、

「いいよ」

と、雪華ちゃんは、言ってしまいました。むちゅうであそんで、帰る時にミニトマトを家にもって帰

るのをわすれてしまいました。

夜になって、雪華ちゃんは、

「あれ、ミニトマトはどこにあるんだろう」

と、思いましたが、なかなか思い出せません。

そのころ、川からようせいがとんできて、ミニトマトを見つけました。 「あれ、元気がないミニトマトだな」

と、ようせいは言いました。そして、ようせいは、ミニトマトに川の水をやりました。

朝になり、

「あれ、このミニトマトは、赤くないよ」

と、ようせいは言いました。そこで、ほかの二年生のミニトマトを見に行きました。みんなのミニト

マトは、ぜんぶ赤くなっていました。ようせいは、なやみました。どうしたらいいのかわからないので、

また、川の水をやりました。 夕方になりました。ようせいは、

「あ、あそこに赤いものがある」

と、言いました。夕やけです。ようせいは、夕やけから、赤をとってきました。そして、ミニトマト

にその赤をぬってあげました。そのつぎの日、雪華ちゃんが、自分のミニトマトを

見つけました。 「あ、わたしのミニトマトが赤くなってる。やったぁ」
と、言いました。ようせいは、雪華ちゃんのかおを見て、うれしくなりました。

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