2007年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  大石裕加奈

【奨励賞】全ての生き物のために

私は前に家で数匹のスジエビというものを飼っていました。しかしある日突然、スジエビが全滅してし

まったのでした。どうやら、水がいけなかったようです。

私はスジエビの水替えに、一日おいた水がよいと聞き、それを使っていました。しかし全滅してしまっ

た前日、自分達が飲んでいる水道水で水替えしたのでした。水道水には消毒のために塩素を使用してい

るらしく、それがスジエビに悪影響を及ぼしたのだと思います。

私達には影響がなく、気付けない水の変化は、水生生物にとっては多大な影響をもたらすものなので

す。ましてや自分達が汚れていると意識している、生活や工場などから出される排水は、水道水に含ま

れる塩素の影響よりもっと大変な影響を及ぼすのでしょう。

生物に害がないはずの低い濃度の水質汚染でも、沢山の生き物に影響をもたらす場合があります。そ

れは、生物濃縮です。生物濃縮とは、体に害な物質が体内で分解されず、蓄積され、食物連鎖によって

さらに濃縮されて上位にくる生物ほど高い濃度で、体内に蓄積されてしまい、病気や死んでしまったり

などの影響があるのです。

昔、アメリカでユスカリに似た幼虫が、水の中で育つ昆虫の駆除のため、殺虫剤を散布しました。そ

の殺虫剤は他の生物の害にならないはずでしたが、実際には生物濃縮により水鳥や魚に高い濃度で、殺

虫剤が蓄積され、そこに住んでいた水鳥のカイツブリは全滅し、魚は食用にならなくなりました。この

ような悲劇は、その後もくりかえされているのです。

このように、水が汚染されると水生生物はもちろん、陸上生物にも影響が出てしまうのです。そして、

その水を汚染させているのは人間なのです。しかし、その汚染され、生き物が住めなくなってしまった水を、元の生き物が住める水に戻そうという動きもあります。

ある川が工場や生活の排水により、生き物が住めない川になってしまいました。その原因を作ってし

まった工場は、排水をろ過するシステムを強化しました。しかしあまりに汚れがひどく、汚れがろ過の

ために使われている網に詰まり、水が通らなくなってしまいました。そこで、汚れをふるい落とすろ過システムにしました。

住民達は、生活排水での汚染を防ぐため、食器などを洗った後、水をできるだけ元に戻すため、よご

れを分解するバクテリアを排水口へ流しました。そして、川そのものにきたない水をきれいな水にする貝を放流し、川をきれいにしようとしました。そのかいあって川の水はきれいになり、生き物達が戻ってきたのでした。このように、一度きたなくなった水も、沢山の人の協力により元に戻すことが出来るのです。

生き物は水がないと生きていけません。水がだめになると、全ての生き物はきっと生きてはいけないで

しょう。

水質を汚染させるのは、きっと人間なのです。だから責任を持って戻さなくてはいけません。沢山の

人々が協力すれば、きっと元に戻せるはずです。汚れた水を元に戻すためとこれからは、水を汚さない

よう、日頃から、必要以上に洗剤や石けんを使わないようにしたり、殺虫剤や除草剤などはなるべく使
わないようにするべきだと思います。そしてなによりも、水を大事にしていくことが大切だと思います。

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