2014年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  柴田 有見

【特別賞】どじょうのおうち

ぼくは、さかなや虫をつかまえるのが大すきで、いつもともだちとちかくの川や公えんにさがしに いっています。夏休みにはいってから、ちかくのあさひ公えんのまえにある川でいろいろないきものを 見つけました。どじょう、めだか、アメリカザリガニ、ほかにもなまえのしらない魚がたくさんいたの で、ぼくは、うれしくて、あみとカゴをいそいでいえにとりにかえりました。それから、ともだちと川 へいきました。すなからあみですくってどじょうをつかまえました。ザリガニは、にげるスピードがは やくて、ぜんぜんつかまえられませんでした。めだかも、なかなかつかまえられませんでした。でも、 たのしくてむちゅうになって、六じのかねがなったのもきづかなくて、ともだちのおねえちゃんがよび にきました。いえに、どじょうとめだかだけもってかえりました。おとうとやおにいちゃんにみせると、

「いいな

 

どこでつかまえたんや?すごいな」

 

と、いったのでぼくは、じまんげに、

「すごいやろ。ぼくがつかまえたんやよ」

といいました。はやく、おとうさんにもおしえてあげたくて、

「はやくかえってこないかなぁ」

と思っていました。

しばらくすると、おとうさんがかえってきました。おとうさんに

「きょうぼくめだかとどじょうをつかまえたよ」とおしえました。すると、 「おおっ。すごいな」

と、あたまをなでてくれました。ぼくは、とてもうれしかったです。でもそのあとに、

「明日つかまえた川に、にがしてあげねや」

と言いました。ぼくは、

「え!なんで?せっかくつかまえたのに」

と言うと

「川でそだった生きものは、川でしか生きられない。エサもないし、ちいさいカゴのなかでは、かわい そうじゃないかな?」

と、いわれてぼくは、しばらくかんがえました。もしぼくがおりの中に入れられたら、たべるものも あそぶこともじゆうにできない。それと同じことなのかなと思ったら、魚もいっしょかなと思ったので、 つぎの日に川へにがしてあげました。川のおうちにかえした魚はうれしそうにみえました。やっぱり、 みんなおうちが、大すきなんだな。

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