【特別賞】水の声
2022年9月7日
水には、さまざまな声がある。
静かにゆれる声、大きな音をたてておそってくるような声など、時に人をいやし、時に人を苦しませ
る声だ。
海の水の声は、ざぶん、ざぶんとリズムに合わせて聞こえてくる。
川の水の声は、さらさらとゆっくり聞こえてくる声や、高い所からものすごい勢いでざっぶんと落
ちてくるように聞こえてくる声がある。
海の水も川の水も、それぞれ違った声があるのだ。
私は、水の声がとても好きだ。なぜなら自分の中の悲しみが流れていくような感じになるからである。
水の中で聞こえる声も、特別な感じがして嫌いではない。
ただ、水の声は時におそろしいほど強くなって人々をおそう。あんなに美しい声が、人々を苦しめる
のだ。
でも私は、たくさんの感情を持つ水が好きである。水に触れるたびに、水の声を聞くたびに私の心は
洗い流されていく。その感覚がとても好きだ。
水は、自由だし、色んな所へ行ける。私も生まれ変わったら水になってみたい。
水にだって声がある。水にだって感情がある。
私達の生活の中で水は、かかせないものである。ただ、水があることを当たり前だと思ってはいけな
い。水があるからこそ私達は生きていける。私達が生きているからこそ水はあり続ける。そんな水をこれからも大切に生きていきたいと思う。
水の声がいつまでも聞こえてくるような環境を、守っていかなければならないのである。


