【ざぶん環境賞】おじいちゃんと船に乗った日
夏休みに青森の下北半島にあるおじいちゃんの家に行きました。おじいちゃんは船で、「こ
んぶ」や「ウニ」を採る仕事をしています。お父さんが
「子供のころはいつも、朝いっしょに行って、漁の手伝いをさせられたんだ。おれはいやで、
いやでしかたがなかった」
と言っていました。特にいそがしい時は、学校の先生が、
「こんぶ漁がいそがしいときは、こんぶ漁をゆうせんさせなさい」
と言って、漁師の子供は学校をちこくして、漁の手伝いをしたそうです。
八月二十日、
「さぁいくど」
おじいちゃんの一声でぼくは船に乗りました。船は「いろは丸」という名前。この船は、も
ともとひいおじいちゃんが乗っていた船だとお父さんから聞きました。 「今日は特別だど」
とおじいちゃんが言いました。浜辺でおじいちゃんとお父さんが船を後ろから押すと、「ズ
トン」「ズドン」と音を立てながら、海の中へ入っていきました。おじいちゃんとお父さんが
船に乗ります。九・九馬力のエンジンをかけて、いざ出発ぼくは海の中を見るのが楽し
みで、ワクワクしました。
三分ほど沖へ行くと、テトラポットの後ろでこんぶを採る専用の鏡でのぞかせてもらいま
した。
こんぶや、小魚の群れ、サバ、クラゲなどいろいろな魚が泳いでいました。
もっと沖のほうにいってみると、五十センチメートルくらいの大きな魚や、ヘビみたいな
魚がいっぱいいました。
「ほら、みでみろ」
「岩にウニがくっついてるのがわがるが?」
と、おじいちゃんがいったので、もう一度のぞくと、真っ黒のウニがあちらこちらにみえてす
ごくびっくりしました。
ぼくは、こうやってみるおじいちゃんを、かっこいいなぁと思いました。
夕食の時、おじいちゃんがとったウニを食べて見ました。トゲトゲをさわって見たら、少
し動いたので、ビクッとしました。お父さんが、
「こんなしんせんなウニは、あっちでは食べられないぞ」
と言ったので、ぼくはちょっと苦手だったけど、がんばって食べてみました。
とても楽しい一日でした。


