2020年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  原田 維夫

【文部科学大臣賞】まごちをつったよ

「おでかけしたいなあ。」

おやすみのひになると、いつもおかあさんがいいます。なぜかというと、ことしはころなういるすでどこもでかけられないからです。

だけど、ぼくにはたのしみにしていることがあります。それは、おとうさんとさかなつりにいくことです。ぼくは、さかなつりがだいすきです。

そのひは、おとうさんとおとうとといっしょにひみつのつりばにいきました。さいしょは、しろぎすをねらいました。えさはごかいです。ごかいはほそくて、ぐねぐねして、ちょっときもちわるいです。ぼくはさわるのがこわいから、おとうさんにつけてもらいました。えさをうみになげると、リールを五かいまいて、三びょうまちます。すると、きゅうにぶるぶるしてきました。ぼくはいそいでリールをまきました。ちいさなしろぎすがつれました。それでもぼくはうれしかったです。

つぎは、おとうさんがしかけをルアーにかえてくれました。ルアーは、おおものをねらうときにつかいます。いままでちいさいまごちしかつれていなかったのでかかったよ。はる、まく。」

といい、おとうさんがさおをもたせてくれました。ぼくは、ちょうしにのって、いそいでリールをまきました。だけど、おもくてなかなかまけません。おとうさんとおとうとがてつだってくれました。三にんできょうりょくして、いっしょうけんめいがんばりました。すると、だんだんさかなのあたまがみえてきました。つれたさかなは、おおきな、おおきなまごちでした。ぼくはうれしくて、

「すっげえ、まごちだ。」

と、さけびました。ぼくのこえは、みなとじゅうにひびきました。ほかのつりびとが、びっくりして、ぼくのつったまごちをみていました。

おうちにかえると、おかあさんがおおきなまごちをみて、とてもびっくりしていました。まごちは、五十せんちもありました。おとうさんがさかなをさばいて、おかあさんがさしみとにつけにしてくれました。さしみはこりこりしていて、につけはみがふわふわしててとてもおいしかったです。まごちをたべながら、つりのことをおもいました。リールをまいてみるととてもおもかったことや、つりざおがまききれないほどまがっていたことです。はじめてのおおものは、とてもおもくてさおがうみにおちるかとおもいました。けれどまたつりあげたきぶんは、さいこうでした。またさかなつりにいきたいとおもいました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です