【ざぶん文化賞】たんじろうのかくれんぼ
川にはとてもなかのよい、魚のたんじろうとメダカのメーちゃん、アメンボのアメちゃん
とメンボくんがいた。
みんなはいつも、おいかけっこやかくれんぼをして遊んでいた。今日もみんなで遊んでい
たけれど、ごみにぶつかってうまく泳げない。四ひきは川がきたない事を大きな問題にし、
みんなによびかけをした。みんなもその話になっとくし、木や電柱、かべに「川をみんなの
手できれいに」というはりがみをはった。
だが、人々は川をきれいにしてくれず、ぎゃくに川はもっときたなくなった。たんじろう
達はとてもこまった。生活がきびしくなった。
川がよごれたせいで食べる物にどくが入ってしまった。それでもあきらめずにたんじろう
達は、いつしょうけんめい生きた。そんなとき台風がやってきた。たんじろう達は台風が大
きらい。だって風がふくと木がたおれたり、葉っぱがたくさん落ちてくるからだ。
雨はザーザーふるし波も高くなると遠く流されたり、目も回る。だから台風はきらいだ。
台風もどこかへ行ったそんなある日、また、よびかけをしようと思ったら、ある男がはり
紙を見てみんなに大声で川の大切さ、水の大切さを教えていた。
そしたら、人々は次々に川をきれいにしていった。
そして、川はどんどんきれいになり、またおいかけっこやかくれんぼができるようになっ
た。
もちろん、泳いでいてもごみなどにはぶつからなかった。
川はみちがえるようにきれいになった。でも、みんながみんなきれいにしてはくれなくて、
ときどきごみをすてる人がいるのがたまにきず。
だが、このきれいになった川が「世界一きれいな川」に登録され、その時から、川はさら
にきれいになった。
魚のたんじろうが、
「昔は、よごれていたのに、『世界一きれいな川』に登録されるくらいきれいになったんだ
ね」と言うと、メダカのメーちゃんが 「これもみんなのおかげだね」と言った。
川の魚たちが一ち団結し、人々も一ち団結した。川の魚たちは何があっても、みんなで力を
合わせてのりこえた。
「この川だけじゃなく、世界中の川が美しくなるといいね」とたんじろうがえ顔で言った。
「かくれんぼしようよ」とみんなが集まってきた。
今日も川の中はにぎやかだ。


