2012年度受賞作品, ARTIST, AWARD, 須藤 真美子 【特別賞】じじの海 2022年8月19日 「じじって昔何の職業についてたの?」 私は聞いた。 「知らないの?船の船長だよ」 「ええっ、そうなの?だからあんなに早く起きたり、海を見に行ったりするの?」 「そうよ」 お母さんは答えた。私はもしかしてと思って聞いた。 「地震の時、船の心配や海の心配をしていたのは、そのせいかなぁ」 「そうかもしれないわね。やっぱりじじは海が好きなんだねぇ」 「船の船長って、みんな海が好きなんだよね。船で漁をして帰って来たときは、疲れより笑顔の方が、あふれてるものね」 「あっ!」 お母さんはおどろいた。家の中で大きな声でおどろいた。 「どうしたの?」 私はお母さんより小さな声で聞いた。 「今日、ソーランの日じゃないっけ…」 お母さんは私と同じくらいの声でいった。 「あっ忘れてた!」 私は、お母さんがおどろいた時より二倍もおどろいた。 「早く行こう。今、七時十四分だよ」 「うん」 私はあわてた。 でも、その分いいお話を聞いた。 「笑ってないで、はやくしな」 「うん」 「ブオー」 今からソーランへ出発だ。 前 【特別賞】水やり 最近 【特別賞】いのちと海 こちらもおすすめ 【ざぶん文化賞】泳ぎの練習の成果 2022年6月6日 【特別賞】海はないてるよ 2022年8月9日 【特別賞】水とともに 2022年6月27日 コメントを残す コメントをキャンセルメールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です名前 ※ メール ※ サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 コメント