【準ざぶん大賞】イタイイタイびょうが教えてくれた事
ぼくは、三才までと山に住んでいました。まだ小さかったので、わすれてしまった事も多いけ
ど、今でも毎年夏休みになると、と山の友だちと集まります。
今年もと山にあそびに行った時の事です。まち合わせで行ったけんこうパークの中に、イタイ
イタイびょうしりょう館を見つけたので、のぞいてみました。
さいしょ、「イタイイタイびょう」という名前を聞いたとき、へんな名前だと思いました。で
もびょうきにかかった人がイタイイタイとなきさけぶのでこの名前がついたと知ってこわくなり
ました。原いんは神通川上流にあるこう山から流れ出したカドミウムだと分かりました。スカス
カになったほねのもけいがてんじしてあったので、もってみたらとてもかるくてびっくりしまし
た。自分のせいじゃないのに、こんなおそろしいびょうきになるなんてかわいそうだと思いまし
た。それに、ぼくのお母さんぐらいの女の人が多くかかったと聞いて、もしぼくのお母さんがそ
んなびょうきになったらたいへんだと思いました。
一どこわしてしまったしぜんをとりもどすには、四〇年という長い時間と、四〇〇おく円い上
というお金がひつようでした。数字が大きすぎてぼくにはよく分からないけど、たくさんど力し
てきれいな川をとりもどせてよかったです。
川の水をよごして、びょうきのげんいんになったカドミウムなんてなくなってしまえばいいと
思いました。でも、車やパソコンや電池、絵のぐなどに使われていると知って、なくなったらこ
まるなと思いました。だから、べんりな物を作っても川の水をよごさない事が大切です。
ぼくの住んでいた近くの川で、むかしこんなおそろしいびょうきでくるしんでいた人がたくさ
んいたなんて、うそみたいでしんじられませんでした。いつもぼくたちが使っているきれいな水
道の水も当たり前じゃないんだなと思いました。
これから、イタイイタイびょうの事をわすれずに、ぼくたちがこのうつくしいしぜんをまもっ
ていかなければならないと思いました。


