【ざぶん環境賞】ぼくたちにできること
「もう、お庭の水がカラカラ、植木もかわいそうだけれど、お水ももったいないのよね」
と、ぼやいているお母さんに、お父さんが、 「私たちのくらしと水」
という広ほうしを持ってきてくれました。それには、「雨水貯留タンク」の案内や、宇都宮の
水についての色々な情ほうがのっていて、そういえば、ぼくは毎日水を使っているのに、水の
事を全然分かっていなかったな、という事に気がつきました。そこで、夏休みに家族で、宇
都宮上下水道の見学会にさんかすることにしました。
はじめに、松田新田浄水場に行ってみると、大きな池の数におどろきました。ここでは、
鬼怒川から引いた水を、いくつもの池を通して少しずつきれいにし、ぼくたちの家にとどけ
てくれます。実けんコーナーでは、その日の水のよごれや砂の様子を見て、浄水場ではたら
く人が、にごりや消毒にひつような薬品の量を、毎回調せつしている事を知りました。その
他にも、水を中性にしたり、塩素の量を調せつしたりと大変です。ぼくたちの家に水がとど
くまでには、たくさんの手間がかけられている事が分かりました。また、案内をしてくれた
人が、
「この辺は、川から直せつ水を引いてこられるから、すごくめぐまれているんだよ」
という事を教えてくれました。
つぎに、上河内水再生センターの見学です。ここでは、ぼくたちがよごした水をキレイに
して、川に放流してくれます。はじめは、くさくてきたない水が、茶色からとう明になって
いくのが分かりました。ぼくは、ここで、おどろいたことが二つあります。一つ目は、よごれ
た水をきれいにするために、たくさんのび生物が、活やくしている事です。薬品だけではな
くて、生きている生物が、ぼくたちがよごしてしまった水の再生に、協力してくれているな
んて、感動しました。
それから、もう一つは、きれいになった水を取りのぞいた後のドロをリサイクルしている
という事です。中でも、バイオマスとして使われていると知り、感げきしてしまいました。
案内をしてくれた人から、福島の原子力発電所の事故で、ドロに放しゃ性物しつがまざり、
下水しょ理場の見学を、しばらく中止していた事を聞きました。発電方ほうは、色々あるけ
れど、それぞれよい点と悪い点がある事を、前に本で知りました。生き物のフンやいらない
木ざいを使って発電するバイオマスは、とてもきたいされているのです。
今回見学して、安心安全な水を作る大変さと、地球上にはとても少ない生活に使える水は、
大切にリサイクルされている事がよく分かりました。ぼくたちの体のやく七十パーセントは、
水からできています。かぎられた量の水で、ぼくたちがけんこうに大きく育っていくために
は、もっともっと、水をよごさない努力をしていかなくてはならないと、強く感じました。ぼ
くは、この事を、水を使う人みんなに、知ってもらいたいと思うのです。


