【ざぶん文化賞】空のなみだ
2022年8月9日
ちきゅうというほしに人間という生き物がいました。 人間は水をたいせつにしませんでした。
水道から水はいくらでも出てくるのだからかおをあらうときも歯をみがくときも水は出しっぱ
なしでした。空はおこってもう雨をふらすのをやめてしまいました。何日も何日も雨はふらせな
いので、とうとうダムがかれて、川がかれて、海もかれてしまいました。草も花も動物もいなく
なって、ちきゅうはさばくになりました。
人間はさばくになったちきゅうを見て水をたいせつにしなかったことを後かいしました。もう、
せんたくもできません。おふろもはいれません。のどがかわいてもごくごくと水をのむことがで
きません。水をさがしてさばくをほってやっとコップ一ぱいぶんの水をあつめました。ちきゅう
さいごの水です。この水をどうしようか人間は考えました。
さばくに大きな木がありました。空にとどくぐらいとても大きな木です。その木ももうすぐか
れてなくなるところでした。コップ一ぱいの水をもった人間がこの木を見つけました。人間はた
いせつなコップ一ぱいの水をじぶんものみたかったけどこの木にあげました。ちきゅうさいごの
水はなくなりました。
空はそのようすを見ていました。そして大きななみだをながしました。それは雨となってち
きゅうにふりそそぎました。空は水をたいせつにしなかったことを後かいしてコップ一ぱいの水
を木にあげた人間をゆるしました。こんどは水をたいせつにしてくれるだろうとしんじることに
しました。


