【特別賞】道端の草だって生きている
2022年8月3日
知床に春が来た
豊かな緑と湖に恵まれ
ヒグマを頂点とした珍しい生態系が広がる
砺波にも春が来た百年もの歴史を誇るチューリップ 百万本の花たちが彩や
かに咲き乱れる
沖縄に夏が来た
綺麗なサンゴ礁に透き通る海を求めて 何百万人もの人々が訪れる
根室に秋が来た
食欲の秋、そして町を代表するさんま漁 町も食卓も支える
魚沼にも秋が来た
日本人の胃袋を満たす田んぼが広がり ぼくたちに「おいしい」を届けてくれる
白川郷に冬が来た
清らかな水の流れと白雪が降り
古くから続く暮らしを幻想的にいろどる
黒部ダムに観光に来た
日本随一の迫力に豊富な水量をたたえ 四季折々の風景をみせる
我が家に帰ってきた
まずは手を洗ってご飯を食べる
そしてのどがかわけば水を飲む
お風呂に入って疲れをとって
そしてあたりまえに寝る
しかしそのあたりまえは水が大きく関わる
水がなければヒグマは生きられない
水がなければチューリップは咲かない
水がなければ海は海でなくなる
水がなければさんまは泳げない
水がなければ米はとれない
水がなければあの景色は見られない
水がなければダムが枯れてしまう
そしてダムが枯れれば水は安定しない そうすれば
手が洗えないかもしれないご飯がつくれないかもしれない
お風呂に入れないかもしれない
水が飲めなくなるかもしれない
いつも踏んでいた草ももう二度と もどってこられないかもしれない
そうやって今のまま水を守らなければ あたりまえはあたりまえでなくなるだから水や自然を守らなければいけない それは自分たちのあたりまえの生活を あたりまえにしてくれることである


