【特別賞】今が幸せ
蝉の声。ぶくぶくの音。弁当づくりの水の音。洗濯機のうなり声。私の一日はたくさんの水の音から
始まります。家はたくさんの水の音に囲まれていて、家の前には田んぼに向かってきれいな水が流れて
います。父の育てている金魚も、蝉や蝉が止まっている植物も、私たち人間も、全ては水のおかげで成
り立っているのです。
父は毎朝、金魚の世話をしています。十個以上にわたる水そうの金魚にえさをやったり、様子を見た
りしています。休日は水そうの掃除や水かえもしています。父の育てる金魚も水が無ければ生きていく
ことはできません。では、どんな水であっても魚たちは生きることができるのでしょうか。父は「でき
ないだろう」と言っていました。水道水は、カルキぬきを使用して薬品を取り除いて、やっと水そうの
水にできるそうです。えさで水が汚れても、金魚は生活しにくくなっていくそうです。どんな動物も生
活するには、性質にあった水を使う必要があるんだなと思いました。
魚は水がないと絶対に生きることができませんが、よく考えると人間も水がなければ生きることはで
きません。人は母親のおなかの中にある「よう水」という水中で人になります。生まれてからも、人は
七割以上の水分がなければ活動できなくなります。人は生まれてから亡くなるまでの間様々な思いをし
て、汗を流して活動し、涙を流して気持ちを表現します。そして水を飲み、次の一日を一生懸命生きて
いくのだと思います。これが、人間と水との大事な接点であってほしいなと思います。
水の惑星と呼ばれる「地球」。これも七割の海水があってこその惑星だと思います。海水が蒸発して
雲になり雨や雪をふらします。その循環があってこそ「地球」は生きていけるのだと思います。海や川、
湖はそんな地球が生きている証拠だと思います。その証拠をきれいに保ち続けるには、私たち人間の意
識と工夫が必要だと考えます。油はきちんとペーパーでふき取ったり、洗剤を使いすぎないようにした
りと水をできるだけ汚さないように工夫するのが大事だと思います。私はこれらをしっかり実践してい
きたいと思いました。
私は、今は幸せだなと思います。朝起きると蝉が鳴き、ぶくぶくが動き、お弁当のいいにおいがする。
そんな毎日を、たくさんの人や物に支えられて幸せに過ごせてとてもうれしいです。だから、私たちを
支えてくれている水をこれからも大切に守り続けていきたいと思います。


