2004年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  中村 基克

【特別賞】光の向こうから

光の向こうから降り立つ時のあの何重にも重なる円がすき。 あの何重にも重なる波が素敵。

光の向こうに顔を出してみたいと思う事はない。

私は息ができなくなるから。

ここを動く事はできないけれど。

ここにいるからこそ素敵な事がここにいてもあることは知っている。 ここを動く事はできない。

動いたらどうなるのだろうか?

知らないけどここを動く事はない。

またあの七色の大きな龍を見たい

水溜りができることは楽しいから許してあげるけど

あんたがいないとみんなが困る事知っているから許してあげるけど いつまでもあんたの顔見ていたら困る事もあるわけよ

時として彼らはなぜかとてもひりひりと痛い そして彼らが去っていった跡も足元がひりひりと痛い ひりひりと痛い

なぜかとてもひりひりとイタイ

彼らがやってくると確かに水面の波紋は綺麗だ いつもいつも幾年月も変わらない

しかし最近の彼らはなぜかとてもぴりぴりしている 顔を光の向こうに出したそのときとはまた別の痛みだ なぜか彼らはぴりぴりしている

学校の花壇に花が咲かない

なぜかと思って考えた

石灰を土に混ぜてやったら花は咲いた

しかしまた咲かなくなった

僕らは地上を離れる際に空気中にいる何かと手をつなぐ事がある つないだまま風と旅行してまた地上へ向かうが

そのときに出会ったみんなに何か変わったと言われる

よくわからないけど変わったらしい

地上を旅立つ時手をつないだ奴とは離れた 僕はまた風と旅行しに行った

たまたま同じところに向かえたのでみんなに会えると思ったのだが なぜか彼らは変わってしまった

違うところかとも思ったが誰もいない誰も来ない

なんにもない

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