2013年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  木本 雄也

【特別賞】僕にとっての「水」

僕は水が好きです。自分の名前に入っている「海」がとても好きです。海には、生き物の九十パーセン

トがすんでいるといわれ、それが自分たちの身近にいます。要するに海は身近にあるということです。僕は海に行くと、必ず生物を採集します。カニやヤドカリはもちろん魚や海藻、さらにはフナムシまでつかまえます。そうする事でどこに何がいてどういう生活をしているのかが、わかります。

例えば、夏休み中に行った乙部町の海水浴場。ここの岩場にはヒライソガニがいて、毎年つかまえて

います。しかし、今年は一匹もいません。岩が取り除かれているからです。実は前に僕はここで足をけがしてしまいました。たぶんそういう危険などを考慮したのだと思いますが、やはり少し残念です。ですが、かわってカジカと思われる魚の子などが増えました。これで岩がないとカニがいなくなり、そのかわりに魚が増えることが、わかりました。

また、それらの生物を調べるのにシュノーケルをつかいます。それをつかえば水の中の生物を長い間調

べることができます。しかしこわい目にあう事もあります。シュノーケルの先が水面から出ていれば息ができますが、水中にもぐれば一気に水が入ってきます。それに気づかずに水をのんでびっくりした事もありました。が、それによって危ない事がよくわかりました。このように、海はさまざまなことを実際に見て体験できるとても貴重な所なのです。

しかし、最近その海がひどくよごれています。ペットボトル、釣り糸、そしてニュースでよく聞く放射

線による汚染。それらがある事は「異常」だと思います。一人が「このくらいいべ」と思ってゴミをなげたとしても、千人がなげれば千人分のごみがでてしまいます。海はバケツとちがって、水がよごれてもとりかえることが不可能です。今、人間に求められているのは自然をゴミ箱にしない事だと思います。

それは海に限らず、川や湖、森など地球上の全てに当てはまります。そうすればクニマスのように絶

滅したと思われていた生物や、絶滅しかけている生物が絶滅せずにすみます。生物を絶滅させたり、守ったりできるのは人間だけだと思います。

例えばAの魚がBの魚を食べ、Bの魚はCの生物を食べて生活しているとします。しかしAの魚が人間

の手で絶滅してしまうと、Aに食べられるはずのBの魚が増え、BのエサのCの生物が絶滅し、それを食べるBも絶滅してしまいます。地球上の食物連鎖のバランスがくずれると、自分で自分の首をしめるような目にあいます。

海、そして水は人類共通の財産です。一人ひとりの小さな心がけが、未来をつくっていくので、そのた

めに今、何ができるのか考え直す必要があると僕は思います。

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