【特別賞】水っておいしい
「お水、おいしい」
大阪のいとこで四才の女の子が、おぼんに帰ってきたときのことでした。のどがかわいたと言ったけ
ど、のみ物がなくて、水道からくんだお水をあげました。 「水道のお水だよ?本当においしいの?」
と聞くと、
「うん。とってもおいしい」
とまた言ったのです。わたしは、お水ってそんなにおいしいものかなと思いました。いつものんでい
る水が、そんなにおいしいはずがありません。でも、夜ごはんの時、帰せいしていた親せきの人たち全
員が、
「このごはんおいしい。お米がふっくらしてあまいね。やっぱり水がちがうからだね」
と言ったのです。わたしは、またまた分からなくなりました。水がちがうというのはどういうことか
ぎもんに思いました。 お母さんに、
「お水って味があるの」 と聞いてみたら、
「そうね。地いきによって、川から水などをしょうどくするための塩素のりょうが多いか少ないかかな」
と教えてくれました。わたしは、お水にそんなかわりがあるなんて、はじめてしりました。
「かんきょうがよくなって、川や湖などがきれいな水のままになれば、しょうどくしなくてもいいし、
おいしい水がのめるのにね」 とお母さんが言いました。
たしかに、むかしの人は、しょうどくせずに、井戸からの水をくみ上げてそのままのんだりしている
のをテレビで見たことがあります。そう考えると、今同じことをすると、おなかをこわしたり、病気に
なったりするのかなあと考えました。なんだか、とってもこわくなってきました。
でも、いくらしょうどくやくで大じょうぶでも、おいしくないのはよくないなと思いました。
わたしは、あんまりお水のおいしくない地いきに行ったことがないので、水の味をくらべることはで
きません。だけど、お水おいしいといってくれた、いとこのえがおはとってもかわいいと思いました。
こんなえがおをしてくれるなら、どの場所でも、 「この水、おいしい」
と言えるようにできたらいいなと思います。
これからも、いろいろな地いきで、水不足があったりするけど、わたしたちの未来が、おいしい水で
いっぱいになるように、みんなでがんばらないといけないなと思いました。そして、かぎりある水を大
切にして、世界のみんなが、
「この水、おいしい」とえがおでいられたらいいなと思います。


