2015年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  白川 郁栄

【特別賞】水への危険性を伝えたい

小学校一年生の時に、家族とプール付きのホテルに泊まった。プールがホテルから近かったため、姉

弟と一緒にプールに行ってもいた。当時の私の身長は百十九センチメートルぐらいだったため、その

プールではつま先で立たないと顔がついてしまうぐらいの深さがあった。家族といる時はお母さんのう

でにつかまって泳いだり、うき輪をしたりしてとても楽しく遊んでいた。しかし、少し心がゆるみ、一

人で泳ぎたいと思った私はうき輪も何もしないで泳ごうとした。だが、つま先を立てないと顔がつい

てしまうため一人で泳ぐことすらできず、プールの底のタイルで足がすべってしまった。そして、バラ

ンスがとれなくなり息継ぎができなくなった。パニックになった私はもう死んでしまうのではないかと

思った。ゴーグルをしていたため視野はしっかりとしていた。しかし、声をだすと口の中にプールの水

が入ってしまい、なかなか大きな声をだすことができなかった。溺れている私の近くには外国人の家族

が遊んでいた。助けを呼ぼうとしたが、小学校一年生の私は全く英語が分からず、助けを求められな

かった。手を挙げたりしたが、きっと外国人から見ればドタバタしている私は遊んでいるとしか見えな

かっただろう。溺れながらも必死に手すりの方に移動した。水の中だったためか、手すりは掴んだが足

がすべってしまった。しかし、手すりをしっかり握っていたため、なんとかプールの中から出ることが

でき、助かることができた。

私はこの溺れるという経験をするまで、水遊びはとても楽しい遊びだということだけしか分からな

かった。だが、このプールの体験をし、水遊びはただ楽しいだけではなく、危険な遊びでもあるという

ことに気づくことができた。私は一人で泳ぎたいという気持ちで勝手に親から離れて、身長ギリギリの

プールで泳ぎ、自分の不注意ですべってしまい溺れた。私はプールで手すりがあったため助かることが

できた。これがもし海だったら私は今頃どうなっていたのだろうか。海は波もあるためきっと死んでい

たのだろう。毎年の様に海の事故で大勢の人が亡くなっている。二度とこのような経験をしないように、水への警戒心を忘れずに、楽しく遊ばないといけないと思う。

水は溺れるだけでなく、津波や洪水といった危険もある。水への危険性を伝えていきたいと私は思う。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です