2012年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  打越 雄二

【特別賞】海に近い川

 

水と生き物の関わり、水と自然の関わりを、私は考えたことがありませんでした。

 

この作文を書くと決めた日から、私は川の水や自分が飲む水について意識するようになりました。

 

私が通う学校は海が近く、海に向かって流れる川がいくつかあります。その川の観察をして、毎日の変

化を調べました。

 

観察一日目、海に近い川を見ると汚れがひどく、ゴミなどがたくさん流れていました。私はおどろきま

した。思っていた以上に汚れていたからです。川はそんなに深くないはずなのに、まったく底がみえず、魚の姿もあまりみあたりません。私はその日海辺でごみ拾いをしていたボランティアの方の手伝いをさせていただき、川付近のごみを調べてみました。多かったものは、食べ物の袋、花火、空き缶…などでした。

川のごみを拾っていて不思議に思ったことは、川に「あわ」がういていたことでした。

 

二日目、今度は少し山の方の田んぼの近くにある川を見てきました。川はきれいで生き物がたくさんい

ました。小石や草かげに魚がいて、黒いトンボやちょうなど虫もたくさんいたことにおどろきました。黒いトンボを調べてみると、

「ハグロトンボ」で水質の悪化とともに数が激減したトンボでした。この川はきれいだから、ハグロトンボが生息しているのではないかと私は考えました。

 

ではなぜ海付近の川には生き物が少ないのか、考えてみました。

 

まっ先に思いうかんだのは、観察一日目にみた「あわ」のことでした。私は次の日、海付近の川をみに

行きました。 

三日目、海付近の川には「あわ」はういていなく、魚が何匹かおよいでいるだけでした。魚は前より少

し多くいましたが、他に異変はみあたりませんでした。

 

四日目、昼すぎごろ行ってみると、「あわ」がういているのが見えました。一つちがったのは、魚の数

があきらかに多かったことです。魚は大きいのから小さいのまで様々でしたが、みんな「あわ」を食べているようにみえました。私は「あわ」の行方をおってみることにしました。

 

「あわ」の方へ行くと、家から流れてくる家庭排水でした。だいたい予想はついていましたが、言葉で

聞くのと実際にみるのでは全くちがいました。色は濁っていて、とても汚いと思いました。

 

私はその日家に帰ってから、ペットボトルに入っている水をのみました。そして今まで調べたことをふ

り返り、水と生き物の関わりを考えました。

 

私が飲んでいる水は、生きていく上には絶対不可欠で、生き物も同じです。そして、その生き物に必要

な大事な水を汚しているのは、人間です。すべての生物が平和に生きていくためには、地球を考え、汚染物を出さないことが大事だと思いました。

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