【奨励賞】人工の水と自然の水
中学一年の夏、私は初めて生き物を飼いました。
あるテレビ番組で、海に生きる動物の特集をやっていました。そこには、きれいな海で優雅に泳ぐ魚達
や、暗く深い海の底で必死に生きようとする魚達が写っていました。魚だけではありません。クジラやイルカなども生きるために必死でした。それなのに私たち人間は、見えない所で海をこわしているのです。
あきかんや花火などのゴミを捨てたり、森林を伐採したりと、様々な形で環境を壊し、海の動物達を絶
滅の危機へとおいやっているのです。でも、そんな人達とは反対に、絶滅寸前の動物たちを助けようとしている人達もいます。
その中で、私が一番印象に残っているのは海ガメです。あの大きな体で、海の中を楽しそうに泳いでる
姿が印象的でした。特に海ガメの産卵は感動しました。初めは海ガメ一匹のために、なぜ多くの人達が
頑張らなければいけないのだろう、と思いましたが、見ているうちに、一人一人が心の底から海ガメを応援しているからなんだな、と思いなおしました。
そう、私が飼っているのはカメです。大きさは海ガメには負けますが、正真正銘のミドリガメです。ミ
ドリガメは、日本の亀と違って何でも食べれるので、いくらでも生きていられます。
私が最初、亀を飼ったとき、餌と水槽ぐらいしか買いませんでした。飼い初めの頃は大丈夫だったので
すが、冬になり、寒くなると亀はだんだんと餌を食べなくなりました。近所に亀を飼ってる人がいたの
で、その人に聞いてみると、水の温度が冷たく、動けないからではないのか、と教えてもらいました。私はその時初めて、亀も寒さを感じることを知りました。
私は亀のために、水をあたためる装置を買いました。そしたら、亀も餌を食べるようになったので、私
は水の温度と亀には深い関係があるのだと思いました。でも、また亀は餌を食べなくなりました。しばらく様子を見てみると、亀の顔に大きなはれができていました。顔にうみがたまったからだそうです。
栄養が足りないのもそうなのですが、今まで使っていた水にも原因があるというのです。今までは水道
水を使っていたのですが、それはいけないそうです。水はきれいなだけでは、動物によくないことがわかりました。水にも栄養がなくてはいけないのです。人工の水と自然の水は、見た目は全く一緒でも、人間にはわからなくても、亀にはわかるのです。
最後に一番言いたいことは、みんなでマナーを守って、自然環境を良くし、栄養のあるきれいな水を増
やそう、ということです。


