2006年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  村田菜穂美

【奨励賞】人工の水と自然の水

中学一年の夏、私は初めて生き物を飼いました。

あるテレビ番組で、海に生きる動物の特集をやっていました。そこには、きれいな海で優雅に泳ぐ魚達

や、暗く深い海の底で必死に生きようとする魚達が写っていました。魚だけではありません。クジラやイルカなども生きるために必死でした。それなのに私たち人間は、見えない所で海をこわしているのです。

あきかんや花火などのゴミを捨てたり、森林を伐採したりと、様々な形で環境を壊し、海の動物達を絶

滅の危機へとおいやっているのです。でも、そんな人達とは反対に、絶滅寸前の動物たちを助けようとしている人達もいます。

その中で、私が一番印象に残っているのは海ガメです。あの大きな体で、海の中を楽しそうに泳いでる

姿が印象的でした。特に海ガメの産卵は感動しました。初めは海ガメ一匹のために、なぜ多くの人達が

頑張らなければいけないのだろう、と思いましたが、見ているうちに、一人一人が心の底から海ガメを応援しているからなんだな、と思いなおしました。

そう、私が飼っているのはカメです。大きさは海ガメには負けますが、正真正銘のミドリガメです。ミ

ドリガメは、日本の亀と違って何でも食べれるので、いくらでも生きていられます。

私が最初、亀を飼ったとき、餌と水槽ぐらいしか買いませんでした。飼い初めの頃は大丈夫だったので

すが、冬になり、寒くなると亀はだんだんと餌を食べなくなりました。近所に亀を飼ってる人がいたの

で、その人に聞いてみると、水の温度が冷たく、動けないからではないのか、と教えてもらいました。私はその時初めて、亀も寒さを感じることを知りました。

 

私は亀のために、水をあたためる装置を買いました。そしたら、亀も餌を食べるようになったので、私

は水の温度と亀には深い関係があるのだと思いました。でも、また亀は餌を食べなくなりました。しばらく様子を見てみると、亀の顔に大きなはれができていました。顔にうみがたまったからだそうです。

栄養が足りないのもそうなのですが、今まで使っていた水にも原因があるというのです。今までは水道

水を使っていたのですが、それはいけないそうです。水はきれいなだけでは、動物によくないことがわかりました。水にも栄養がなくてはいけないのです。人工の水と自然の水は、見た目は全く一緒でも、人間にはわからなくても、亀にはわかるのです。

最後に一番言いたいことは、みんなでマナーを守って、自然環境を良くし、栄養のあるきれいな水を増

やそう、ということです。

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