【奨励賞】水と命はすてきだね
ボクは、いつも水をたくさん使っている。 お母さんはおこって、とうとうばく発した。
「水をたくさん使うのはやめなさい!ボクが使っている間にどんどん水はへっているのよ」
でも、ボクは、水のことについて、よく知らなかった。 「水は次々に作られているんじゃないのかなぁ」
そこへ、ボクも乗れそうなくらい大きな、大きなカメさんがやってきて、答えた。
「わたしの海もよごれていてすみにくいんです。それに川のニジマスさんも、川がよごれて、そんなことをしている人間に会いたいですよ。と、おっしゃっていましたよ」 ボクはおどろいた。
「川の水も海の水もだれか作っているんじゃないのかなぁ」
と、ボクが言うと、カメさんは、おどろいて、こう答えた。
「ボクさん!その答えはまちがっています。水は、地球にある物です」 その答えに対してボクは、
「水はほかの星からもらえないの」
そう言ったボクの方を向いて、カメさんが、
「水は地球にしかありません」
と、答えた。
「じゃあ、最初に行った、海に行ってみたいな」 「分かりました。でも、きたないので注意してください」
ビュン
「ここがその海です」
そこは、はまべがゴミだらけの、おそろしい所だった。
ボクは思い出した。ここは、先週行った所で、ボクは買ったラムネのびんをはまべにすてたのだ。その
びんは、まだ、ちゃんと残っていた。あちこちに落ちていたゴミに、少し心あたりがあった。海をよごしているげんいんは、本当に人間なのだ。そして、 「ほらね。すごいでしょう」
と、カメが答えた時には、もうボクの心はドッキンドッキンと、なりひびいていた。
ボクは心で、「あんなびんおうちへ持って帰ればよかった。ラベルも、ビニールぶくろも」と、思って
いた。
「海の中に入ります」
海の中は、ホントによごれていて、外よりもいごこちが悪かった。そこに、クマノミがいた。うつらう
つらとねむりかけていた。
「ノミーおじいちゃん…」
クマノミが泣いていた。
「ゴミアレルギーでおなくなりになった、クマノミのおじいさんです」 ボクは、それもぜったい人間のせいだと思った。
ぼくは、命はこんなことでなくなるなんて悲しくなった。水がよごれることは、魚の命をうばうことに
なるのだから。
ボクはあやまった。
「ごめんなさい。水をよごしているのはボクです」
「ありがとうございます。でも、あなた達の水も少なくなっているので気をつけてください」
それを聞いて、ボクは、水のみ方ではなく、水のてきだと思った。もうこんなことはしたくない、と思
った。
帰ったらぼくは、水のみ方になってあげようかな、と思いながら帰った。


