2009年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  手塚 明稔

【特別賞】特別な液体

「味が無いって、どういうことなんだろう」

そう思ったのは、つい最近です。今までは水に味が無いことを、あたりまえで別に何とも思っていませ

んでした。でも私の成長のある段階で、「味が無いって何なんだろう」という問いが湧いてきたので、日常生活の中で、水について二つ思い出してみました。

まず一つ目は、のどがかわいたときです。母に、

「何か飲む物ない?」

と聞きます。すると母は、

「水があるよ」

と言います。そこで私は、

「そういうもんじゃなくて…」

と言い返します。なぜ水は「そういうもんじゃない」のかと考えてみました。

多分私の中で「飲み物」というのは、味がある、甘い、酸っぱい、苦いなどがはっきりと分かるものな

んだ、という決め付けがあったんだと思います。よくコンビニで水が売られているのを見かけると、「何で水は水道からでも出るのに、わざわざ買うんだろう」と不思議に思いました。

その中には、「の名水」とか「の湧き水」というのもありますが、私はのどがかわいていたら、

水を買うのではなく、水道の水でもいいと思いました。

二つ目は、私たちの生活と水との関係についてです。私たちは水をいろんなところで使っています。お

風呂や洗濯、料理などでとても重要なものです。もし、水が無かったり、水以外のものだったらどうで

しょう。

植物や木が育ちません。もし植物や木が育たなかったら、人間や動物の生活は成り立ちません。水以

外のものだったら、とても生活しづらいと思います。

これらの二つから分かったことは、水はほかの飲み物とは違う、特別なもので、私たち人類や動物に

とっても特別なものだということです。

ここで水について、今までの歴史や、生活を振り返ってみました。まず歴史です。私が中学一年生のこ

ろ、歴史で習った中に、人の文明の発達があります。重要なのは、文明の発達したどの地の近くにも大

河があることです。

大河の近くなら、適度に水を得られます。ここから水は、人間の作り出したものではなく、地球の恵

みとして、人間の歴史にかかせないことが分かります。

次に生活です。水はほかの飲み物と違い、味が無く、いろんな用途に使われています。私は今まで味が

無いので、水を飲み物として飲んだことは少ないです。しかし味が無い、つまり何も混ざっていないからこそ、いろんな用途で使えるんだと思います。

この二つから、水は私たち人間の発展に必要不可欠な「地球からの贈り物」、そしてその水は余計な物

が入っていないからこそ、いろんな用途で幅広く使える、という面で特別だと言えます。

こう考えてみると、水は「地球からの贈り物」、私たちや動物の生活の中で特別な存在で、味が無いの

には意味があることを知りました。また同時に、水は限りある資源なので、大切にしなくてはならない

ことを改めて理解しました。

今、世界には「水に味が無い」ことを知らない人もいると思います。きれいな水が飲めず、土が水の

味、水の色は茶色、と思っている人達です。

私は「なぜ地球からの贈り物なのに、それが不平等に分けられてしまうんだろう」と不思議に思いま

す。

私たちのまわりには、水をムダ使いしている人が沢山います。私自身もムダ使いをしているかもしれま

せん。しかし、ずっとこんな事を続けていたら、「地球からの贈り物」はなくなってしまうと思います。

だから私は水のムダ使いはしないように、洗濯やお風呂洗い、皿洗いなどに気を付けたいです。そし

て今、嬉しいことに節水できる洗濯機などが増えています。世界の人が水の大切さを考え始めてくれた

ことを思うと、私もがんばれる気がします。

もし私が大人になって、そういう物を買う時には、地球にやさしい節水の物を選びます。いつか全世

界の人々が「水は透明で、余計な物が入っていない」と言うことがあたりまえになり、水の恵みを享受

できるようにと願います。

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