【特別賞】特別な液体
「味が無いって、どういうことなんだろう」
そう思ったのは、つい最近です。今までは水に味が無いことを、あたりまえで別に何とも思っていませ
んでした。でも私の成長のある段階で、「味が無いって何なんだろう」という問いが湧いてきたので、日常生活の中で、水について二つ思い出してみました。
まず一つ目は、のどがかわいたときです。母に、
「何か飲む物ない?」
と聞きます。すると母は、
「水があるよ」
と言います。そこで私は、
「そういうもんじゃなくて…」
と言い返します。なぜ水は「そういうもんじゃない」のかと考えてみました。
多分私の中で「飲み物」というのは、味がある、甘い、酸っぱい、苦いなどがはっきりと分かるものな
んだ、という決め付けがあったんだと思います。よくコンビニで水が売られているのを見かけると、「何で水は水道からでも出るのに、わざわざ買うんだろう」と不思議に思いました。
その中には、「の名水」とか「の湧き水」というのもありますが、私はのどがかわいていたら、
水を買うのではなく、水道の水でもいいと思いました。
二つ目は、私たちの生活と水との関係についてです。私たちは水をいろんなところで使っています。お
風呂や洗濯、料理などでとても重要なものです。もし、水が無かったり、水以外のものだったらどうで
しょう。
植物や木が育ちません。もし植物や木が育たなかったら、人間や動物の生活は成り立ちません。水以
外のものだったら、とても生活しづらいと思います。
これらの二つから分かったことは、水はほかの飲み物とは違う、特別なもので、私たち人類や動物に
とっても特別なものだということです。
ここで水について、今までの歴史や、生活を振り返ってみました。まず歴史です。私が中学一年生のこ
ろ、歴史で習った中に、人の文明の発達があります。重要なのは、文明の発達したどの地の近くにも大
河があることです。
大河の近くなら、適度に水を得られます。ここから水は、人間の作り出したものではなく、地球の恵
みとして、人間の歴史にかかせないことが分かります。
次に生活です。水はほかの飲み物と違い、味が無く、いろんな用途に使われています。私は今まで味が
無いので、水を飲み物として飲んだことは少ないです。しかし味が無い、つまり何も混ざっていないからこそ、いろんな用途で使えるんだと思います。
この二つから、水は私たち人間の発展に必要不可欠な「地球からの贈り物」、そしてその水は余計な物
が入っていないからこそ、いろんな用途で幅広く使える、という面で特別だと言えます。
こう考えてみると、水は「地球からの贈り物」、私たちや動物の生活の中で特別な存在で、味が無いの
には意味があることを知りました。また同時に、水は限りある資源なので、大切にしなくてはならない
ことを改めて理解しました。
今、世界には「水に味が無い」ことを知らない人もいると思います。きれいな水が飲めず、土が水の
味、水の色は茶色、と思っている人達です。
私は「なぜ地球からの贈り物なのに、それが不平等に分けられてしまうんだろう」と不思議に思いま
す。
私たちのまわりには、水をムダ使いしている人が沢山います。私自身もムダ使いをしているかもしれま
せん。しかし、ずっとこんな事を続けていたら、「地球からの贈り物」はなくなってしまうと思います。
だから私は水のムダ使いはしないように、洗濯やお風呂洗い、皿洗いなどに気を付けたいです。そし
て今、嬉しいことに節水できる洗濯機などが増えています。世界の人が水の大切さを考え始めてくれた
ことを思うと、私もがんばれる気がします。
もし私が大人になって、そういう物を買う時には、地球にやさしい節水の物を選びます。いつか全世
界の人々が「水は透明で、余計な物が入っていない」と言うことがあたりまえになり、水の恵みを享受
できるようにと願います。


