2006年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  市岡 泰

【奨励賞】海の思い出

私が家族で、去年の夏休みにいわきの海に泳ぎに行った時の事のことです。

その日は、お父さんもお母さんも仕事が休みだったので、家族で海に行こうという事になり、朝早く

におにぎりや玉子焼き、ウインナーのお弁当を作って、飲み物と家にあったおかしなどを持って、いわ

きの海へと出かけました。

毎年行っている海水浴場があり、その日もそこへと向かっていました。海水浴場に近づくにつれて車の

量が多くなり、なかなか前へとは進みません。車の中では歌を歌ったり、しりとりをしたりと、遊んで、だんだんワクワクしてきました。

海が見えた時、車の中で「海だ」という声が響きわたりました。私は、ちょっとだけドキドキしてい

ました。なぜかというと、最初に足が海水にふれた時の、冷たさや、これからの楽しい時間を想像した

からです。

駐車した後に、着替えをして、お弁当やパラソルを持って、熱い砂の上を、サンダルはいて、波がく

る近くまで行きました。軽い準備運動をしたかと思ったら、お父さんが「ワー」と言って海に向かって走って行ったので、私と妹も「ワー」と言って、お父さんについて行きました。

やっぱり、海の水は冷たく、「ヒェー」と思いましたが、そのうち、その冷たさにも慣れ、波をとびこ

えたり、もぐったりして楽しく遊びました。しばらくして、ビーチパラソルの下にいるお母さんの所へ、ひと休みに行きました。 お母さんが

 

「そろそろ、お弁当でも食べようか」

と言うので、まだお昼にはなってなかったけど、泳いでお腹はすいていたので、食べ始めました。

おにぎりを食べてまんぞくしていた私達の耳に、遠くの方で「ドン」と何かがぶつかった音が聞こえて

きました。音のした方を見ると、テトラポットにジェットスキーがぶつかっていました。周りにいた人達も心配そうに見ています。一緒に来ていた人達が、ぶつかったジェットスキーのそばに泳いで行って、エンジンを止めて、ひき上げてきました。見ると、前の方が、キズとへこみで、ぐちゃぐちゃになっていました。運転していた人は、幸いにもけがはしていませんでしたが、しょんぼりして帰っていきました。

楽しく遊んでいても、ちょっとした不注意や事故でけがをしたり、おぼれたりしてたら、と思うとぞっ

とします。考えてみると、危険がいっぱいです。

子供を助けようとした人が、いっしょにおぼれてしまったりするニュースもよく耳にします。どんなに

楽しくても、ルールやマナーを守り、無理や無茶をしないで、家族みんなで楽しく帰れるようにしよう

と思いました。

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