2013年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  橋爪 久仁子

【特別賞】私とラッキー

私には、ラッキーという大きな犬がいました。ラッキーは、私の産まれる前からいたのでおじいちゃ

ん犬でした。でも、頭が良くて私が小さかったころは、面どうを見てくれてたそうです。そのころ、ばあちゃんとかあちゃんは海女さんをしていて、じいちゃんは、たまにもどってくるけれど、ずっと家にいなく、いつもとなりにいたのはラッキーだったそうです。ラッキーのことを聞き、うれしくなったし、ほこりに思ったりしました。

ラッキーは海が大好きだったそうです。さんぽが大好きだった事は、今でも覚えています。ラッキー

は、舳倉島で育ってきたので、周りの人からも好かれているし、家族のみんなも大好きでした。

私が舳倉の保育所へ行った日の事。朝、ラッキーはいませんでした。また、さんぽかなって思いま

した。帰ってくると、みんな泣いていました。ラッキーが死んだって聞かされました。ラッキーは、ばあちゃんの海女友達に見つけられました。おばちゃんは、海に行く準備をしていて、海に白くプカプカ浮いているものを見つけたそうです。クラゲかなぁと思って良く見たらラッキーだったそうです。

おばちゃんはすぐにじいちゃんを呼んできて、じいちゃんはすぐあみですくい上げました。ラッキー

は、海に落ちて死んでいました。何で大好きだった海で死んだんだろうって、ずっと不思議でした。でも今は分かるような気がします。大好きな海だからこそなんだろうなって思いました。

ばあちゃんは夜になると、星を指でさしながら「ラッキー星おるかなぁ」って言いました。
その星は、白波みたいにまっしろでピカピカひかってました。

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