2011年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  高橋 佳之

【特別賞】豊かな自然を守るために

 

私たちの学校は毎年、学校の近くの「油ヶ淵」という汽水湖の清掃活動を行っている。油ヶ淵は数年

前まで、水がとても汚く、魚も住んでいなかった。人の手によって汚くなってしまったのだから、人の手 で美しさを取り戻し、美しさを保っていかなければならないと思う。

 

清掃活動は年に一度あり、小学校も行っているので、私は八年目になる。八年前は、今よりもたくさん

のゴミが捨てられていた。

「ゴミ」と言っても、お菓子の袋などではなく、不要になった棚、ぬいぐるみなどが捨てられていた。最 初は、ゴミ捨て場のようにいろいろなゴミが捨てられていて驚いた。私の祖母に油ヶ淵について聞いてみ ると、

「油ヶ淵は数十年前まで、とてもきれいで、魚もたくさんいたんだよ。でも、そのうち簡単には捨てられ ない大きい物が捨てられるようになって、だんだん汚くなってしまったんだよ」

と言った。私は、誰か一人が捨てると他の人が捨てやすくなってしまうから、どんどん汚くなってしまう のだと思う。誰かが物を捨てたなら、誰かが掃除をしなければ、自然の美しさが戻ってくることはないと 思う。

 

今年は、あまり大きな物は捨てられていなかった。しかし、一学級だけでもゴミ袋十枚以上のゴミが集

まった。昔よりはゴミが減ったものの、まだ「きれい」とは言えないと思う。掃除が終わって、自分たち がゴミ拾いした所を見ると、草の緑がきれいに見えた。

 私はその時、釣りをしている人を見つけた。昔は魚がいなかったのに、釣りができるような魚がいることが嬉しかった。何年も油ヶ淵の掃除をがんばってよかったと思った。風が少し吹き、草や水が揺れてい た。油ヶ淵がきれいになり、気持ちよく家に帰った。

「今日、油ヶ淵の掃除をしたら、すごくきれいになったよ」

と祖母に言うと、

「ありがとう。毎年、たくさんの人が掃除をしてくれているおかげで、油ヶ淵もだんだんきれいになって いるね。これから、物を捨てる人が少なくなってくれるといいね」

と祖母が言った。私も祖母の言う通りだと思う。一人一人が自然を大切にし、自然の美しさを保っていこ うと意識することが一番大切だと思う。私はこれからも清掃活動に積極的に参加し、豊かな自然を未来 に残していきたい。

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