2004年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  高橋律子

【ざぶん文化賞】おかあさんはどこ?

ある日、かめが生まれました。かめは、すなから出て海へいきます。 「おかあさんはどこにいるのかな」

「ねーねーきみひとりじゃなくてぼくもいれて」

「いーよ」

いよいよ海へ入ります。2ひきでだいじょうぶ?入ったらなみが高くて、ながされてもどっ

てきてしまうのです。でも2ひきでがんばります。 「よいしょよいしょ」

そうして少したちました。やっと海のおくへいけました。そこでくらげに会いました。

「くらげさん、ぼくたちのおかあさんしらない?」 「しらないなごめんね」

と、くらげは言いました。つぎにまぐろにあいました。かめはまぐろにききました。

「まぐろさん、ぼくたちのおかあさんしらない?」

「しらないなごめんな。ん?おまえらずいぶんうまそうだな。2ひきいっぱつでくってやるー」

「わー。たすけてー。だれかー」

もういっぴきも、

「まだおいかけてくるよー。あっ、あそこにかくれよう」 みごとまぐろからにげ出せました。

「おかあさんはどこかなー」

なんと、めのまえにかめのたいぐんがいました。 「あそこのなかにおかあさんがいるよ」

「どれ」

さあどれかな?おかあさんはみつかるのかな?みつかるといいね。すると… いじわるなかめが2ひきをさらっていきました。2ひきはそのかめをおかあさんだとお

もってしまいました。しかし、そのかめのいえに、ほんとうのおかあさんかめもつかまってい

ました。2ひきはどっちか考えました。 「こっちだ」

「そうだよ、よくここまでこれたわね」

2ひきはほんとうのおかあさんをえらびました。2ひきはおかあさんといっしょににげて、

たびに出ました。

おかあさんに会えてよかったね。

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