2011年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  宮内 優希

【特別賞】川遊びの楽しみ

 

私たち家族の毎年の楽しみ。それは、夏に家族で近くの川に遊びに行くこと。ジリジリと太陽が照りつ

ける中、天然のプールで泳ぎます。そして、たくさん泳いだら次は、網で魚とり。毎年たくさんのはやが 元気に泳いでいます。私の家の近くにある川には、はや、どんこ、かわつかなど、たくさんの魚がいます。

 

私が今年川に入っておどろいたのは、はやの稚魚がたくさんいたことです。手ですくったら一気に三〜

四匹ぐらいとれて、全体の数が去年より二〜三倍くらい多くなっていたことにとてもおどろきました。こ れは、去年より川がきれいになり、住みやすくなったからなのではないかと思います。

 

私の住んでいる地域では、夏になると川掃除をやっています。去年はプラスチックやお菓子の紙袋など

が土の中に埋もれていたのですが、今年は去年ほど多くはありませんでした。川をきれいにすることは、 生き物を増やすことにつながるんだなと思いました。

 

川がきれいだと、他にもたくさんの生き物がやってきます。今年二回目の川に入ったときのこと。遊ん

でいるとトンボのオニヤンマが飛んできて、水にバシャッバシャッと体当たりしていたのです。私はそれ を見て、おぼれてしまうと思い、ハラハラしました。しかし、よく見てみるとオニヤンマは、卵を産んで いたのです。上に飛んでは、また水に体当たりの繰り返しでした。川はトンボの卵を産む場所にもなって いたのです。

 

私はこの風景を見て、

「川はたくさんの生き物の住む場所となっている。人間がゴミを適当に捨てて川を汚したら、どれだけの 命がなくなってしまうのか。今、私たちが見ているきれいな景色も見られなくなってしまうのではないか」

と思いました。

 

でも、ときには、水が人間の住んでいる場所を壊すこともあります。私よりずっと長く家に住んでいる

祖母と父に話を聞くと、今から二十年前の平成三年にあった大洪水のことを教えてくれました。台風十 九号が来て、川がはんらんし、山から土石流が流れてきたそうです。道路を泥水が流れ、土が十センチ以 上も積もったそうです。私はこの話を聞いて、水や川はとても楽しく美しいときもあるけれど、ときには、 とてもおそろしいものに変わることもあるのだと、改めて思いました。

 

水はいろいろな生き物の命に関わっています。人間だけが自分勝手に過ごしていると、川も汚れ、生き

物も死んでしまいます。自然は人間だけのものではありません。ときには、自然が人間をおそうことだっ てあります。それでも、一人一人がゴミを捨てない、など工夫をしていけば、川がきれいになっていくと 思います。私に子どもができたときも、きれいな川のままであってほしいと思います。

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