【奨励賞】僕達からの言いたい猫の言葉
2022年9月11日
僕にとって大切なのは、やっぱり水。それは、水道の蛇口から出て来て、この家の飼い主が飲ませてく
れる。
しかし、そんなにいい時代でも、ぼくは最近、こう思う事が多いんだ。こんなに水を使ってしまって、
大丈夫かな・・・と。
この家の主人は、この町のオーナー。人望も厚く、かなり優秀なオーナーだけど、僕にとってはやっぱ
り主人。とてもかわいがられている僕は、とてもうれしかった。
ある日、僕は主人に頼んで、外に出してもらえる事になった。きれいな都会や森の中を、ひたすら歩き
回り、仲間を見つけた。
仲間達といっしょに遊んでいる時、仲間の一人がこう言った。 「僕はこの町が、とても大好きだな」
「何で」
僕は言った。
「だって、こんな平和な町、見たことがないじゃん」
別の猫も言った。
「そうだね。でも・・・」
「でも、今水が汚くなっているんだ。ほら、これを見て」
振り向くと、そこには川の水が、しかも、町のど真ん中にありました。さらに、それはよごれた下水
道水が流れている川でした。
それを見て、僕はかなりのショックを受け、言葉さえも出ないぐらいでした。自分が思っていた事は、
そういうことだったのかと思い、怒りと苦しみとなみだなどでいっぱいでした・・・。
僕は、主人の所へ帰りました。でも、この思いは忘れられません。僕は、人間と話せません。だから、
僕らの思いを、人間に伝えたいのです。
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