【特別賞】No.1って焼肉なの!?
「NO.1(ナンバーワン)って焼き肉なの」
私は一年の夏の課題のため、群馬県にある「向井千秋記念こども科学館」へ行きました。そこに、期 間限定で水に関する展示がありました。私が一番驚いたのが、「バーチャルウォーター」という展示で した。それは、身近な食べ物や工業製品にどれだけ水が使われているかが展示されているものでした。 私は絶対米が一番水を使うと思っていたのですが、なんと牛肉で、肉料理ベスト三にすると一位が焼き 肉、二位が牛丼、三位がハンバーグでした。米一キログラムを育てるのに使われる水の量は五千百リッ トルなのに対し、牛肉は牛が飲む水、食べる餌を育てる水、牛を洗う水などが必要になるため、牛肉一 キログラムに使われる水の量は十万リットルです。ですから、焼肉一人分には四千三百三リットル。そ の量は約給水車四台とバケツ三十杯分です。米に水がたくさん必要という考えはありましたがそれ以上 に牛肉は、牛が食べる餌を育てる分の水まで含まれるため、こんなにたくさんの水が使われると知って 衝撃を受けました。
そして、人間をバーチャルウォーター化すると、恐ろしいほどの水を使っていることに気づきます。 私たちは日常生活で食材を洗うのも、食べ物を作るのも、お風呂も、トイレに流す水さえも、飲めるき れいな水を使っています。それは私たちの国が水に恵まれている環境であるとともに、安全面での技術 や水を家々へ取り込む技術が進んでいるからです。
日本はこのようにすばらしい環境にありますが、他国も同じかというとそうではありません。ニュー スなどでもよく見かけるように特にアフリカでは、水を得るため毎日十キロの水を頭に乗せて運び、それを担う子供たちが学校に行けていない上に、濁った水を飲むことで病気になることも少なくありませ ん。それを解決するために日本では身近なもので作れる浄水器や汚い水もきれいな水として飲むことが できるストローなど、主にアフリカに向けた製品の開発が進められています。
私たちの生活では、水道の蛇口をひねればすぐに水が出たり毎日安全な食事ができますが、それが けっしてあたりまえではないということを改めて考え直し、これからは手洗いのときに石けんをつけて いる間は水を止めたり、歯磨きのときはコップ一杯の水の量で済ませたりと、簡単にできることから変 えていきたいと思いました。残さず食べて食材を大切にし、とくに衝撃を受けた焼肉は私は大好きなの でまったく食べないようにすると約束はできませんが、三回食べるところを一回にするなど少しずつ工 夫して、環境にも健康にも良い生活にしていきたいです。


