2007年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  永守紋子

【奨励賞】茶つみの後の一杯

私の父方の祖母の家はお茶を作っています。毎年、お茶つみをする十日前にお茶かぶせをします。玉露

という品種なので、ふつうのお茶よりも手間がかかるのです。お茶かぶせはみんなで協力しないとできない仕事です。だからとても大変で、 「せーの」

と、みんなで声をかけ合ってしています。そして全部のお茶にかぶせたら、十日後にお茶つみをします。

お茶にかぶせて十日たちました。いよいよお茶つみです。最初にお茶にかぶせたものをとります。これ

もみんなで協力しないとできません。二人ぐらいでかぶせたものをはいで、三人でたたんでいきます。私はそのたたむところをしました。父が、 「そこもって」

と、言ったところをもち、ひっぱってたたんでいきます。これを何回もし、やっと一つがおわります。でも一つだけではなく、いくつもします。そして、かぶせたものを全部とります。とりおわったら、休けいをします。お茶を飲んだり、みんなで会話したりします。

休けいが終わると、次はお茶つみです。いとこのお母さんと私の父と母で、機械でお茶をつんでいき、

袋にたくさんお茶の葉が入ったら、それを子どもたちで運んでトラックに乗せます。お茶の葉が入った袋はとても重くて、私はいとこと二人で運びました。お茶は五月ごろにつむのでとても暑いです。だからみんな、 「暑いねー」

と話しながらしました。たくさんのお茶をつむと、とても大変で、 「こっち、手伝って」

などと声をかけられるから、

「わかった」

と言い、そこに行って言われたことをやります。こんな感じでみんなと協力してお茶つみをします。

お茶つみが終わって、おばあちゃんの家にもどり、一休みします。一休みしている間にお茶を飲んだり

します。おばあちゃんの家は井戸水です。その水を使ってお茶を飲むと、とてもおいしくて、家の水道水の水とは全然ちがいます。私はそのお茶を飲んで、おいしいと思ったし、自然の水で飲むのと、水道水の水で飲むのとは全然ちがうんだなと思いました。

お茶を入れて飲む時は、さいごの一滴まで大事に飲みます。それは、みんなで協力してがんばって作っ

たということを、そのさいごの一滴を飲むことで、うれしい気持ちになるからです。だからこれからもがんばってお茶を作っていきたいです。

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