2007年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  永守紋子

【奨励賞】海のはしっこ

私は小さい頃、海にははしっこがあるのかと考えてみたことがあった。

そのころの私はとても幼かったので、まだそういう話を聞かされてもよくわからなかった。

考えると、どんどん想像がふくらんでいった。

まず考えたことが、ずっと切れていて、滝のように水が流れ落ちているということだ。

そうすると、そこから落ちた水と船などはどうなるのか不思議だ。

それではと次に考えたのは、はしっこというより、まん中が穴になっているということだった。

しかし、これは「はしっこ」になっていないということで、考えるのをすぐにやめた。

その他に思いつきそうもなかったので、はしっこのことを考えるのはそこでやめた。

それからしばらくたって、私ははしっこがないことを理解した。 でも、わだかまりが完全に消えたわけではなかった。

なんで、地球の反対側の水は落ちないのかも不思議だった。

まさかあちらだけ水がないわけでもないはずだった。

その後、私は重力のことをしっかり理解した。

小さい頃の私が考えることは、水に関係しているものがとても多かった。

それだけ水に謎があった、ともいえるが、私が水に無意識のうちに、興味をもっていたのかもしれない。

そして、今、私は水が好きだ。

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