【奨励賞】海の中の小さなかえる
海へび、海がめはいても、海がえるはきいた事ありません。でもどこかで海がえるがいるかもしれません。
ある所に小さな池がありました。その池の中に、小さなあまがえるの赤ちゃんがいました。ある日、小さな
かえるは池のちかくでとびはねていました。すると、
「おーい、かえるがいるよー」
子供たちが小さなかえるをみつけました。
小さなかえるは、なにもきづかず、とびはねつづけました。そして、 「ガシ」
「つかまえたー」
なんとちいさなかえるはつかまってしまったのです。
そして、水の入った虫かごの中にボールをかるくなげいれるようにいれられてしまったのです。そして虫かご
のかべにぶつけられきぜつしました。
きづくとそこは見たこともない所でした。そして、虫かごがあいています。すぐさまだっしゅつすると、ジャ
ンプしてまどから外へ出ていきました。とびはねて少し行くと、そこには川があるではありませんか。小さな
かえるは思いっきりとび、川の中に飛び込みました。ですが、流れが強く、しかもあわだらけの川なのです。
「このままじゃ、あまがえるが、あわがえるになっちゃうよー」
小さなかえるはそんなことを言いながらもがきました。それからどれくらいたったでしょう。小さなかえ
るもわかりません。目の前を魚が泳ぎ、あわもなく、流れもそうつよくありません。
「ここは、どこですか」
小さなかえるは魚にたずねました。 「ここは海です」
「海?」
小さなかえるは目を点にさせました。それはそのはず、きいた事もない所なんですから。
「水をなめてみてください。しおっからいですよ」 小さなかえるはいわれたとおりにしました。 「からっ」
小さなかえるはふしぎそうに言いました。 「これが海というしょうこです」
「そうなのか」
小さなかえるはなっとくし、
「じゃあここにくらさせて」
小さなかえるは魚にたずねました。
「だったらあそこのかいそうをとってきな、あれはえいえんに生きられるかいそうだから」
それはふかーいところにはえていました。
それから一週間、小さなかえるはかえってきました。そしてそれを、こなにしてのみ、えいえんのいのちをもらい、いつまでも生きのびました。


