2005年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  林 香君

【特別賞】かいわれ大根と水

 

私は、今年の夏休みに、家族と愛・地球博へ行った時、ざぶん賞のトークショー

を見ました。それは、水の大切さについてのお話でした。

 

私は今までに、学校の授業で、省エネに取り組んだり、ゴミ問題を考えたりし

ました。その中で、水に関わる問題としては、水を大切に使うという事くらいでした。

洗面所やお風呂で、水を出しっ放しにするのはやめましょうという程度です。

 

今回のざぶん賞のトークショーの中で、「地球上で、人間が使える水の量は決まっ

ている」というお話がありました。だから、水を大切にするための節約も、とても

役に立つ事だとよく分かりました。

 

しかし、使える水の量には、限りがあるから、節約して使うだけでは、まだだ

めです。限られた水をよごさないようにする事も必要だと強く思いました。

それは、私は、今年の夏休みの自由研究で、「生活排水が植物に与える影響」と

いう題で、水のきれいさが、どれだけ大切かという事を学んだばかりだからです。

 だっしめんの上に、大根の種子をならべて、きれいな水を与えると、部屋の中に

置いた場合、一週間もすると、おいしく食べられるくらいに育ったかいわれ大根が

できます。

 

しかし、水の中に、洗剤や、しょうゆを一パーセントだけ混ぜてから、種子に与

えると、発芽はするけれど、根が、くさったり、かれたりして、子葉もやがて、か

れてしまうという実験結果が得られました。

 

麦茶を使っても実験しました。自然のものだから大丈夫だろうと思っていまし

た。しかし、うすい麦茶では、普通に育ったものの、濃い麦茶(私達が飲む濃さ

よりはうすい)では、根がしっかりとはらず、あまり大きくはなりませんでした。

 

この実験では、与える水に含まれる不純物の濃さをいろいろ変えてみたり、他

の材料として、油を使ったりしました。

 

その結果、麦茶以外の材料では、濃いものは、発芽せず、種子がくさり、かび

が生えてしまうものもありました。うすいものに関しては、先に書いたとおりです

が、一%というと、かなりうすいです。それでも、育たなかった事に、とてもショッ

クを受けました。一〇〇ミリリットルの水に一滴落とすだけで、一パーセントにな

りますから。この実験が終わった後で、生活排水を少しでも減らす努力をしようと思ったの

ですが、ざぶん賞のトークショーの後で、またさらに、強く思うようになりました。

 

限りある水です。水をよごすと、きれいな水にもどすためには、とんでもなく

たくさんの水が必要です。水をよごし続けると、限りある水がどんどんよごれて、

使える水が、なくなってしまいます。

 

私達は、私達のためにも、私達の子供の世代にも、きれいで安心な水を残して

ゆく義務があります。きれいな水を残さないと、かいわれ大根のように、人間も、

弱ってしまうと考えられるからです。

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