【奨励賞】雨の日のでき事
2022年9月1日
ある晴れた日、急にポツポツと雨がふってきて、
それがだんだんザーザーという音に変わる。
みんな家にかけ込み、母は急いでものほしざおのせんたく物をかたずけ、 父はあらいかけの新車を車庫の中に移動させる。
雨の音が大きくなって、家族はみんなひまそう。
ザザァーザザァーと、さらに音が大きくなる。
テレビをつけてもほとんど音が聞こえない。
子どもが宿題を始める。
始めたはいいがなかなか進まない。
子ども、マンガを読み始める。
父、パソコンで仕事を始める。
母、皿あらいを始める。
子どもがマンガを置いて犬にえさをやりに行く。
犬はひまそうに外をながめている。
「待て」
犬、待つ。
「良し」
犬、ガツガツ食う。
一分三十二秒くらいでえさはなくなった。 皿をなめる。しばらくしてからなめ終わる。 犬、こっちを見る。どうやらもうちょっとえさがほしいらしい。 子ども、
少しドックフードをやる。
犬、ガツガツ食う。二十六秒くらいで。
えさは全て犬のはらの中に入った。犬、満足。 子ども、犬の皿をあらう。皿をほして部屋に行く。 子ども、テレビでこうずいが発生したことを知る。 雨の音がさらに大きくなる。
ニュースでこうずいの様子が写っている。とてもおそろしい。車が水につかっている。
みんなカッパをきている。
家族、夕ご飯を食べてから早めにねる。
次の日、晴れた。
テレビを見たら、こうずいは終わっていたらしい。 子ども、犬にえさをやりに行った。
犬、なぜかものすごく元気だった。


