2009年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  高森 絢子

【特別賞】海に思う

今年の夏、加賀市にある塩谷海水浴場が閉鎖されました。利用者の減少や、浜茶屋を経営している人

が高齢のため、営業をやめたことがその理由です。今、その海水浴場は遊泳禁止になっています。浜茶

屋を経営している人や、泳いでいる人を監視する人がいなくなると、海水浴場は遊泳禁止の場所になっ

てしまうことを知り、とても驚きました。海は楽しく遊べる場所ですが、反面、危ない場所でもあるの

だなと気が付きました。

石川県内には、他にもたくさんの海水浴場があります。しかし、どの海水浴場でも、浜茶屋の数は大

きく減っています。たしかに海水浴は楽しいけれど、楽しむためには条件があります。まずは、天気で

す。当日晴れるだけでなく、前日も雨が降らないほうがいいです。荷物は準備が大変だし、遊んだ後、

全部砂だらけになってしまうので、後片付けもとても大変です。最近は、日焼けをしないようにしてい

る人もたくさんいるため、海水浴へ行く人は減っているといいます。海水浴客の減少が、浜茶屋の減少

を招いてしまったといえます。

私の家の近くにも、小舞子海水浴場があります。大きな海水浴場ではありませんが、浜茶屋が一軒と

シャワーなどの施設があります。近くにはキャンプ場もあります。私が小さい頃は、毎年家族で行って

いました。海はプールとは大きさも全然違い、波もあるし、浮き輪につかまって、沖の方までお父さん

に引っ張っていってもらうのが、ちょっと怖いけど、楽しかったです。また、砂遊びも、公園の砂場などではできないことができます。大きな砂の山をつくったり、弟を砂に埋めて砂風呂みたいにしたりしました。本当に楽しい思い出ばかりが浮かびます。

中学生になってからは、海に行く機会なんて無くなってしまうだろうと思っていましたが、部活動で

毎年「浜遊び」があり、今年も七月に海へ行きました。浜遊びは、OBやOG、先生方や保護者が参加

して、浜茶屋の一部を貸し切り、バーベキューやビーチバレーなどをして楽しむ行事です。今年の天気はあいにくの雨でしたが、雨のあいまにビーチバレーや海水浴を楽しみました。ビーチバレーでは、風が強く、ボールがいろんな方向にとんでいき大変でした。海の水はとても冷たくて、入るまでが結構大変でした。でも、みんなで遊ぶのはとても楽しかったです。こうやって浜辺で遊んだり、海に入れるのも、管理してくれている人達がいるからなんだなと、あらためて思いました。

浜遊びで海に入る時、浜辺にたくさんのゴミが落ちているのを見ました。そのほとんどはプラスチッ

ク製でした。流れ着いたものもたくさんあるように見えました。プラスチック製のものは、くさらないため、回収しない限りなくなりません。どんどんたまっていけば、せっかくのきれいな海も台無しになってしまいます。

私の住んでいる白山市では、シーズンの初めなどに、海岸清掃が行われています。私は清掃活動に参

加したことがあり、想像以上のゴミの多さに驚きました。しかし、皆で協力して浜辺がきれいになりま

した。それなのに、ゴミがなくならないのはなぜでしょうか。それは、ゴミを片付けない人達や、ゴミを捨てる人達がいるからです。少なくとも海に遊びに来る人は、海や浜辺にゴミを捨ててほしくないと思いました。

小舞子海水浴場は、日本の渚百選にも選ばれています。きれいな海だから選ばれているのですが、そ

れには、多くの人達の清掃活動への参加があるからです。浜辺でのいろんなイベントがある度に、ゴミを回収してきれいにしています。そういう努力があるからこそ、小舞子海水浴場は皆が楽しめる海水浴場なのです。これからも機会があれば、清掃活動に積極的に参加し、きれいな海を守っていきたいです。そして、美しい故郷の海を誇りに思っていきたいです。

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