2007年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  須藤 真美子

【奨励賞】未来の私の子孫たちへ

こんにちは。

私はあなたたちの「ひい、ひい、ひい……おばあちゃん…」です。私は一九九四年三月五日秋田県大館

市で生まれました。こうやって手紙を未来のみんなに書いていると、ドラえもんを思い出しました。ドラえもんって知っていますか。私の時代に一世を風靡したマンガの主人公で、未来と過去を行き来でき、いろいろな未来の道具で困難を解決する、未来のネコ型ロボットです。そのみんなの未来にはいるかもしれないし、いないかもしれません。

先日、大きな地震がありました。多くの人が被害を受け、住むところをなくし、大切なものを失いま

した。悲惨なことです。その時被害を受けた人たちが、何をおいても必要なものは水だと言っていたことが印象に残りました。人間が生きていくために、本当に水は大切です。

人間の体は七十パーセントが水分だといいます。その少しが失われても生きてはいけないのだといいま

す。

命は水より生まれ出て、水に育てられ、いくつもの困難に合いながらも、現在まで進化の道を通り、

生き抜いてきました。本当にその大切な水が今、ピンチです。

未来のみんなの時代・水は充分にありますか。そして海や川は美しい姿を保っていますか。日本は美し

い国でした。四方を海に囲まれた小さな島国ですが、美しい山と海や川が沢山あり、安全でおいしい水

を飲むことができました。そして安心して水道の水を飲める国は、多くはないと思います。

そんな日本が社会の発展とともに、美しい自然を少しずつ切りくずしながら、姿を変えていきました。

安全でおいしい水はどこに行ってしまったのでしょう。

私は剣道をしています。夏は面をつけると地獄です。のどが渇いて、フラフラしてしまい、水分補給を

した時のありがたさは毎日実感しています。人間にとって、本当に大切な命の水です。

世界では水が貴重な地域もあり、充分に水の使用ができない所も多くあります。だからこそ、自然を

大切にし、身近にある山や森や海や川をきれいにし、環境を整えることが今私たちにできることです。

私たちの時代は私たちにできることをして、未来のあなたたちに、少しでもよい環境を残さなくちゃ

な、と思います。そして安心して飲める水を残さなければいけません。

みんなの時代はどんな時代ですか。どんな暮らしですか。エネルギー・地球温暖化、砂漠化・戦争・

核・人口、いろいろな問題はどうなりましたか。とても無責任ですが、宿題のように残してしまったさまざまな問題が気になります。本当に未来が知りたいです。

日本という国がいつまでも美しい山や森や川や海に囲まれた国であるように祈り、小さくてもそのた

めの努力をしていくことを約束します。ドラえもんなら未来の道具でよいようにできるでしょうが、どこにもドラえもんはいません。

あなたたちの「ひい、ひい、ひい、ひい、そのまたひいおばあさん…」は思います。美しい環境や安全

な飲み水を守るために、自分たち一人一人の努力でがんばっていくしかありません。未来でもし、私の時代のようになってしまったら、自分たちだけでも何かできないか考えて実行してみて下さい。その時はよろしくお願いします。

それでは、そろそろ、さようなら。

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