2007年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  増田 守世

【奨励賞】水と私達の暮らし

私達、人間は『水』と「共存」して生きています。でも、それは人間だけではなく、他の動物や植物

などといった生き物達も同じことです。その中でも人間は多くの事を水によって支えられています。技術が進歩するにつれて、私達の暮らしは豊かになりました。蛇口をひねると水が出てくることが当たり前になりました。水が育んだ生命を食べることももう当然のことになっています。これからも技術は進歩し、生活は豊かになるでしょう。でも、それと引きかえに私達は大切な、忘れてはいけないことを忘れようとしています。それは思いです。私達は水がなければ生きていけません。本当はとても単純なことだから、誰でも知っていることですが、今の生活が当たり前になっているから、都会に住む人やそうでない人も忘れてしまっているのです。水がどれだけ欠かせない存在かを。人々は便利になるのと引きかえに川や湖を埋めてきました。今日では、それが大きな問題を引き起こしています。人間の勝手な行為によって多くの生き物達が絶滅の危機に追いやられ、尊い生命を落とし、自然の成り立ちが壊されつつあります。

他のモノのことなんてどうでもいいと思いがちな人間ですが、自分自身に危険が及ぶようになれば真剣

に考えます。でも、それが手遅れになると取り返しのつかないことになります。だから、私達は真剣に考えるべきなんだと思います。取り返しのつかなくなる前に、何か手段を講じるべきなんだと思いました。

たった一人の力でも、それが何人も集まれば大きな力になると私が考えます。過去の歴史からも人々は

色々な手段を講じています。そして、それが今に生きて私達『生き物』と『水』をつないでいます。

水には大きな力があります。人々の生命を支えたり、時にはその生命を奪ってしまうこともあります。

ですが昔、その水を武田信玄や加藤清正の二人は治めました。二人は水に逆らわずに自然の性質を上手

に利用しながら、水と付き合ってきました。今もその二人が築いた方法が残され、生きて私達の生活に

活かされています。そして、現在のオランダでは長い間積み重ねてきた干拓の技術によって干拓地「ポ

ルダー」をつくって土地を増やしています。また、日本でも、秋田県の八郎潟を干拓したときに、オランダの技術協力を受けたといいます。そして、イタリアのベネチアでも、歴史的な建造物などの文化財を守るためにオランダの技術が役立っているそうです。こうして人々は、水にその生命を脅かされても水と共に生きています。

そして、つい最近のことで大韓民国の首都ソウルを流れる清渓川が復元されたというニュースを聞き

ました。復元されたことにより、清渓川には生き物達が多く住むようになったり、平均より高かった気

温が下がったりしたそうです。一度は地中に埋められた河川を再び地上に蘇らせるなんてすごいことだと思いました。それと同時にこんな風なやり方で水と生きていくこともできるのだということを学びました。韓国の人々は忘れてはいけないことを思い出したのかもしれません。水を通して自然のことを学ぶのも大切なことなのだと思いました。子供達は、遊びを通して自然を学び、そして未来に伝えていくんだと思いました。

韓国のように一度失ったものを戻すことも私達には必要なことだと思いました。それによって、後悔し

たことがなくなるわけではないけど、見えなかったコトが見えるようになるんじゃないかと私は考えま

す。

私はミヨリの森という映画を見ることで、その地域に住む人々のことを知ることができました。そし

て、私は水について学ぶことができました。

土の中……水は地面に染み込んでいる。それは長い旅の始まり。地上に近づき、地中の養分をとかしこ

み、やがて地上に沸き出し、川へ流れこみ、幾年月に渡り大地を潤し、人々の渇きを満たしている。海

になって何十年、何百年も旅を続けて海の生き物を育んだ。気の遠くなるほどの永い年月が流れたある

日、水蒸気となって空に舞い上がり、雲となり、村の上に、森の上に、人々の上に雨となって降り注ぐ。

大地を潤し、皆の渇きを満たし、生き物を育み、それが水だ。水の循環。その最初の場所が森だ。誰も

水なしでは生きれない。この言葉が頭に強く残っています。私達は、水を通して森も守るべきなんだと思いました。よい水は森が育むんだなと思いました。このミヨリの森の舞台は田舎だから自然が多い。都会で自然はあんまり見られないから、もうこれ以上緑を減らさないでほしいと思う。

失ったモノはけっして元にもどりはしないけど、私達にできることはあると思う。だから、私達は真剣

に、これからどうやって水と付き合っていくべきか考えるべきだと思いました。

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