2012年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  柳 武志

【特別賞】海の中にあった宝

「タッタッタ」海が見えて来た。一歩、歩くごとに少しずつ、ぼくの足の動きも速くなって来る。

「ザブーン」という音が大きくなった。とうとう海についた。今年初めての海だ。そして、海にかけ出した。ヒヤッとしたこのかんかくは、海だとすぐ分かった。

友達といっしょに貝や生き物をさがした。しかし、生き物はなかなかいなかった。すると、

「ヤドカリ見っけ」

の声がきこえた。ふつうの貝に見えた。だが、次のしゅん間、小さな黒と黄色の足のような物が出た。なんとそれが、ヤドカリの足だった。

ぼくは心の中でおどろいた。ヤドカリが貝をせおうのは知っていたが、本当の貝みたいなのは知らな

かった。ヤドカリは、自分の中の宝の「命」を守るため、だれかに食べられないように、ぎ体をする、そう教えてもらった。

海の中には、たくさんの宝、命がある。そして、ぼくは生き物を大切にしようと思う心が強まった。

その後、ナマコやウニなどの生き物を見つけることが出来た。ナマコは口から海藻や内ぞうを出す。内

ぞうには、とてもおどろき、なぜだろうと、ぎ問を持った。海水は、陸のかんきょうになれるためだそうだ。

あせをたくさん流して、最後に「バフンウニ」を見つけた。なかなか見つけられないと聞き、よろこん

だ。そして最後、みんなにがしてやった。

この海には、たくさんの生き物、すなわち「命」があった。ぼくは、魚をたくさん食べているが、魚の

宝をもらっているのだ。そう思うと、少し申し訳なく思った。

これからは、「命」を少しでもすくうために、何が出来るのか考えて、生活して行く事をちかった。

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