2011年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  立石 尚久

【特別賞】きれいな姫川

 

水のすき通ったきれいな川を見ると、きれいだなと見入ってしまい、そしてなんだか気分もよくなりま

す。ぼくはこれまでに、いくつものきれいな川を見てきました。その中でも思い出深く親しみを持ってい る川は、長野県から新潟県にかけて流れている「姫川」です。

 

三年前の夏、ぼくは夏休みの自由研究のために、姫川の水を採取しながら、源流から下流までの約六

十キロメートルの道のりを家族でたどりました。一本の川の出発地点からゴールまでをたどるということ に、とってもわくわくしていました。

 

姫川の始まり(源流)は親海湿原というところで、水は地面(土)からわき出ていました。川はどこ

かから流れてくるものだと思っていたので、水がわき出ているなんて予想もしていなかったし、何で土か らしみ出てくるのにとう明できれいな水なのか、何で冷たいのか不思議で、その時はただただ「すごい な!」と思っていました。今、思い起こすと、山の自然の中できれいな水がつくり出されて川へ流れ出て いる、という自然の力に改めて感心させられます。

 

姫川の水は、源流水はもちろん、上流水も中流水も、どれもとう明でとってもきれいでした。上流では

川遊びをしているたくさんの人達や、川岸でバーベキューをしている人達がいたり、中流では魚つりをし ている人がいたりと、姫川に親しむ多くの人達を見かけました。また、途中にはダムも二カ所ありました。 調べたところ、この姫川の流域周辺には約二万人の人が生活しているということです。川は、私達に楽し む場を与えてくれたり、おいしい食べ物や水も与えてくれたりと、豊かな恵みにあふれていて、私達人間 の生活に絶対に欠かせない大切なものだと思いました。

 

川は海に向かうにつれてどんどん幅を広げ、源流で静かにわき出ていた水からは想像もつかないほど

立派な川となり、大きな海へと流れ出る姿を見て、自然の大きさに何となく感動しました。

 

ところで、ぼくが川の水の中に含まれている塩の量を調べたところ、本当に少しですが、川の水の中に

も塩が含まれていることが分かりました。自然の水の中に塩が含まれているということは、きっと何か意 味のあることなのではないかと思っています。

 

川と関わって、自然のすごさや不思議さをたくさん感じることができたことは、ぼくにとって良い体験

となりました。家族と一緒に同じ景色を見てきれいだと感じたり、何かを発見したりして、川についてい ろいろ会話をしながら、姫川が海に出るまでをたどった道のりはとっても楽しく、良い思い出となってい ます。

 

きれいな川を守るために、ゴミを捨てないなど、小さなことだけど、ぼくができることを実行していき

たいと思っています。美しい姫川をたどり、いつまでもずっときれいな川であってほしいと思いました。

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