2011年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  林 香君

【ざぶん文化賞】ひがしにほんだいしんさい

ぼくは、三がつ十一にち、ひがしにほんだいしんさいにあいました。そのときは、ほいくしょにいて、ひるねちゅうにじしんがおきました。じしんでめがさめて、せんせいに 「いそいできがえて」といわれ、ふくとジャンパーをきて、そとにでました。おかあさんがむ かえにきてくれて、いえにかえりました。

 

いえについて五ふんくらいたったとき、つなみがはいってきました。ぼくとおかあさんは、

のみこまれました。

 

つなみがひいたあと、いえのなかはぐちゃぐちゃで、そとにでられませんでした。そのひの

よるは、おかあさんとふたりで、まっくらなへやのなかにいました。

 

つぎのひのあさ、おとうさんがむかえにきました。そとにでたら、まわりのいえはなくなっていて、がれきやふねがいっぱいで、あるくのがたいへんでした。やっとひなんじょのそうご うたいいくかんについて、あたたかいさんまのスープをのむことができました。ひなんじょ のたいいくかんには、たくさんのひとがいて、なかにはいれなくて、そとのテントにつぎのひ までいました。

 

つぎのひ、おとうさんのかいしゃにひなんすることになりました。つなみのひがいにあわ

なかったからです。おとうさんのかいしゃのひととみんなで、いえのれいぞうこにあったも のをもってきてたべたり、おにぎりのさしいれがあったときには、わけあってたべたりしました。

 

おふろには、二しゅうかんぐらいはいれませんでした。だから、しょうたいでおんせんにはいれたときはうれしかったです。そのときごちそうになった、まぜごはんとおにぎりと、 とんじるは、とてもおいしかったです。しんさいにあってはじめておなかいっぱいたべること ができました。

 

ぼくは、あのつなみでだいじなものをなくしました。すんでいたいえにも、すめなくなりました。ともだちもてんこうしてすくなくなりました。

 

でも、ぜんこくのひとたちがしえんをしてくれて、いまは、ものがなくてこまることはありません。がっこうにいってともだちとあそんだり、べんきょうしたりすることができます。 まいにち、たのしくせいかつしています。ボランティアにきてくれたひとや、じえいたいのひ とたち、いろいろなひとがささえてくれているおかげです。

 

ぼくは、もし、おとなになってちがうところでしんさいがあったら、おんがえしをしたいです。

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