2015年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  常盤 なを

【特別賞】剣山縦走中の水不足

小学校五年の夏休み、徳島県の剣山と周辺の山を父と一泊二日で縦走しました。ぼくには、これが初

めての縦走でした。その時、水は七リットルぐらい持っていきました。

山では水をいろいろなことに利用します。一つ目は、飲み水としての利用です。二つ目は、ふっとう

させてインスタント食品を食べるための使用です。山では、ほとんどインスタント食品を食べます。だ

からインスタント食品に使う水を一人三〇〇ミリリットルと考えると一日目の昼と夜、二日目の朝と昼

で合計四回、だから一人分一,二〇〇ミリリットルになります。今回は、ぼくと父の二人なので二,四 〇〇ミリリットルです。すると持ってきた水は七リットルなので残りは、四,六〇〇ミリリットルです。

縦走の前は、七リットルあったら大丈夫だと思っていたのかもしれません。しかし、そのせいで縦走終

盤で地獄を見ることになってしまいました。

縦走一日目、天気は晴れでした。登っていると、汗をかいて、水をたくさん飲みます。その時は、残

りの水の量など気にせずに飲んでいました。

縦走二日目、天気は晴れで、気温も高かったです。残りの水の量は、三リットルぐらいでした。朝食

と昼食を食べました。歩きはじめて少しして、水がなくなりました。それからは、今まで感じたことの

ないのどのかわきにおそわれました。山を下りることだけに集中しました。そして、やっと下山しまし

た。近くに水道があったのでのどをうるおしました。ぼくはその時、水道から出た水が神様のように思

えました。

それから、家に帰ってきました。キッチンでは洗い物、そのほかいろいろなところでふつうに水が使

われていました。ぼくが数時間前まで水がなくて苦しんでいたのに、その水がふつうに使われているこ

とに、少し不思議な気持ちになりました。

普段は、家で一日にたくさん使っていた水が、山では、すごく大切に感じます。これからはこの経験

を生かして、水を大切に使っていこうと思います。

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