2011年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  寺谷 亜沙未,  未分類

【特別賞】大すきな海のために

 

 

八月十三日、おばあちゃんとぼくで、三国の海に行きました。ぼくは、たくさんおよぎました。 そして、カニをつかまえました。ぼくが、

「こわい」

と言ったら、

「体をもてば大じょうぶや」

と言われました。それでも、なかなかつかまえられませんでした。もう一回やってみたら、つかまえられ ました。カニの足がもぞもぞうごくのでどきどきしながら、水の入った虫かごに入れました。ぼくは、カ ニをつかまえられてうれしかったです。

 

ところが、また海に入って、うきわでたこおよぎをしたり、もぐったりしてあそんでいると、どこかの

おじさんとおばさんが、もぐっては貝やウニをとってきて、わってたべているのを見ました。男の子も、 おかあさんやおねえちゃんといっしょにたべていました。

 

それを見ておばあちゃんが、

「あれはあかんのではないかな」

とぼくに言いました。そのあともう少しおよいで車にもどろうとしたら、おばあちゃんが「やっぱり。か んばんに、サザエやウニはとってはだめですって書いてあるよ」

と言いました。

 

なぜサザエやウニをとったらだめなのかというと、りょうしさんが大きくなるまで大切にそだてて、お

きゃくさんにうっているものだからなのだそうです。

 

でも、りょうしさんは、けっして、サザエやウニをたくさんとりすぎたり、小さいものをとったりする

ことはしないのだそうです。サザエやウニをそだてるのといっしょに、大切な海の生きものをまもってい るのだそうです。

 

ぼくは、その話を聞いて、さっきとったカニをにがしてやりました。それから、

「こんどは、かっ手に貝をとっている人を見たら、ゆう気をもって言おう」 と、おばあちゃんと話をしました。

 

こんなきれいな海だけれど、お母さんの話では、ぼくが生まれる前にロシアのタンカーが岩にぶつかっ

て、ふねからあぶらが海にいっぱいながれたそうです。海にいた鳥はまっ黒になってとべなくなって、岩 も石もあぶらでまっ黒になったそうです。

 

それで、ぜん国からたくさんの人があつまって、みんなでふいたりすくったりして海をきれいにしたの

だそうです。海をきれいにしたから、ぼくが海にもぐってあそぶことができるし、魚やわかめが元気にそ だつことができるのだそうです。

 

ぼくは、きれいな海が大すきです。そのために、ルールをまもって、みんなで海をまもっていかないと

いけないなあと思いました。

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