【特別賞】海が大好きだ!
2022年8月17日
「もしもし、はい。おばあちゃんが・・・。すぐに病院へ行きます。」
こんな電話が鳴ったのはちょうど一年前の雲一つないじめじめした日だった。
私の家庭はおじいちゃんが船を運転し、つりをする。おばあちゃんとお母さんはその船にのって海藻 や貝をとる。お父さんは遠洋漁業で日本海をいったりきたりしている。おばあちゃんも貝や海藻をとっ ている。
いつものように海で貝をとっていた。するとおばあちゃんが原因が分からないけどおぼれてしまった のだ。あわてて、おじいちゃんたち三人はきゅうきゅう車を呼んだ。おばあちゃんは命にべつじょうは ないが、全身の右側がまひしてしまった。おばあちゃんは海が大好きとよくいっていた。海にもぐると ほかの人が知らない世界があるみたいで、きれいで見ているだけでいやされるからだそうだ。私はそれ を聞いた時、泣きくずれてしまった。私は、おばあちゃんはむりをしてでも大好きな海でいろんな貝と か海藻をとっていたんだなと思うと涙がとまらなかった。おばあちゃんは一か月ぐらいでやっと歩ける ようになって、右ききだから左ではしやスプーンをもつことができるようになった。一歩一歩、確実に できることがふえていった。おばあちゃんにも笑顔が見られるようになってきた。でも朝早くに、海を ながめてさびしそうな顔をする。私はそのおばあちゃんの顔を見た時、ぜったいにおばあちゃんよりも 上手な海女になって、おばあちゃんの分も貝や海藻をとり、おばあちゃんに一人前になった私の姿を見 せてやりたいなと思った。あともう一つの夢はいつかおばあちゃんといっしょに泳いで、貝や海藻をと ることだ。それを実現させるためにも、一人前になってやる!
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