2014年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  須藤 真美子

【特別賞】身近な自然

私の家の近くには、熊本の名水百選にもなった八景水谷公園がある。ここは、熊本の自慢でもある豊 かな地下水が湧き出る公園であり、春の花見の季節には綺麗な花を咲かせる桜を目当てに、夏はこの 豊かな水で涼むためにたくさんの人が集まる。市民のいこいの場でもある。小学校の時には遠足などで、 何度も訪れ、楽しかった思い出がある。しかしこの八景水谷公園はとても楽しいということは知ってい たが、八景水谷公園の本当の魅力は知らなかった。

ある日私は、家で飼っている犬の散歩で八景水谷公園に来た。いつも通りの道を通って公園内に入る と公園内を流れている川から子供達のにぎやかな声が聞こえてくる。みんな虫取り網などを持ってとて も楽しそうだ。何かを取っているらしく、川の中で網を振り回していた。

「魚つかまえたー」

と興奮して言っているのを私は横目で歩きながら見て、この川は水が綺麗だから魚がいるんだなぁと 感心した。またしばらく川に沿って歩いていくと、今度はカメラを持っているおじさんがいた。その人 の格好やカメラを持っているのでカメラマンなのかなと思った。熱心に何かを撮っていたので何を撮っ ているのかとカメラを向ける先を見てみると、青っぽい羽の鳥が水面近くの枝にとまっていた。よく見 てみるとカワセミだと分かった。初めて見るので驚いた。背中はとてもきれいな青色で鮮やかだった。 カワセミはきれいな水に住む生物と何かの本に書いてあったのを思い出して、ここの水はとてもきれい なんだろうと、自分達が住んでいる町にこの八景水谷公園があることを誇りに思えた。

それから周りを見回して見ると、カワセミや魚のほかにもカメやカモやコイ、周りの子供達の会話か

らエビやカニもいるということも分かった。また、看板にはゲンジボタルがいるということも書いてあ り、また驚いた。住宅街がいっぱいある中にホタルがいるのはとてもすごいことだと思った。

水質汚濁や大気汚染など自然環境が破壊されつつある世の中で、身近なところにカワセミやホタル などたくさんの生き物たちがいることはすごく驚きだった。

住宅街の中の公園にある「自然」に感謝し、この自然を未来に残していくためには、小さな自然でも 大切に守っていかないといけないことや、壊してはいけないことを教えてもらったような思いがした。 これから先いろいろな自然と快適に共存していけるよう、できることは何か考え、行動できればいい なと思った。

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