2011年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  原田 維夫

【準ざぶん大賞】海の赤土

 

私が海の赤土流出について書こうと思った理由は、現在私達の住む沖縄の海より昔の海が

きれいだと聞いたのと、テレビでもサンゴが破壊されていると聞き、どうしてそのように海 が破壊され汚れてしまったのか調べたからです。

 

まず、一九七二年本土復帰以降に実施された沖縄振興開発計画による農業基盤整備事業や

道路、ダム建設などにより赤土の流出は急増したそうです。その当時雨が降ると、海が赤土 色になっていたそうです。

 

赤土は、琉球列島の島々に見られる粒子の細かい赤色の土で、それが海へ流れ出すとサン

ゴやいろんな生物に影響し、赤土自体には毒性などはありませんが、粒子が細かいため、一 度海で混ざるとなかなか沈殿せず長時間にわたり、海を濁らせてしまいます。すると。雨が 止んだ後も日光がさえぎられ、サンゴは光合成ができなくて、栄養不足になり死んでしまう こともあるそうです。また、直接赤土を被った場合もサンゴは大きな打撃を受けるそうです。

 

ようやく一九九五年に、沖縄県に赤土等流出防止条例が施行され、沖縄県内の開発事業に

伴う赤土流出量は三分の一に減少したのですが、赤土の大きな発生源と考えられる農業用地 からの流出量は現在も変わらないようです。私は、赤土等流出防止条例がもっと早くできれ ば今のように海やサンゴを汚染されずにすんだのではないかと思いました。

 

しかも、現在条例ができたにも関わらず、大雨の時に農業用地からの流出量が、現在も変

わらないのが不思議です。こんなにも海が汚れているのに、そのまま、放っておくなんてお かしいと思います。それどころか近年は、開発に伴い埋立てや私たちの家庭から出る排水な ども海を汚す原因で、米軍演習によっても環境破壊され続けています。

 

沖縄県は、青い海、青い空のおかげで観光に来る人が多く利益をもたらしていますが、こ

のまま海が汚れてしまったら、観光客も少なくなるし、海の生物たちもいなくなってしまい、 私達の生活に影響がどんどん出てしまいます。そうなる前に、赤土流出をどのようにしたら 抑えられるかを、皆で考えて行動しなければいけないと思います。

 

また、赤土問題は、沖縄だけでなく同様な亜熱帯の島々の奄美群島でも深刻な社会問題に

なっており、小笠原諸島や海外のサンゴ礁の島々でも、問題になっているそうです。

 

この豊かな美しい沖縄の海を守るため、サンゴ移植やさまざまな取り組みをしている人達

は素晴らしいし、そのような取組をむだにせずその人達の声を聞き、今やらなければいけな いことを、沖縄県全体で協力していかなければならないと思います。

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