2015年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  梅村 万里子

【ざぶん環境賞】離岸流

二年前の夏、家族で千葉に行きました。知り合いの家で流しそうめんをしたり、虫をとっ

たり、飛行機を見に行ったりしました。九十九里浜に海水浴にも行きました。

その時のことです。

九十九里浜は、波が大きくて楽しそうでした。波打ち際で遊んだり、貝を見つけたり、ウ

キワで泳いだのが楽しかったです。お父さんとウキワでプカプカしながら、しゃべっていた

時、ふっと岸の方を見ると、どんどんはなれていることに気がつきました。ぼくは、

「はなれていってるけど、どうする?」

とお父さんに聞きました。お父さんは、その時初めて気づいて、 「はよもどらなあぶないな」と言いました。ぼくは、

「足つくの?」と聞きました。お父さんは、

「つくけど、下の砂がすごいいきおいで流れて、足が引っぱられる」 と言いました。お父さんはぼくをおして、もどろうとしましたが、

「砂がくずれて、なかなか前に進めへん」

とあせっていました。ぼくは、お父さんの顔から、やばいと思いました。

お父さんは、がんばってもどろうとしましたが、それでもどんどんはなれていくので、大

声で、

「おーい、助けて」と手をふりながらさけびました。

この海には、ライフセイバーが数人いて、その中の一人がきゅう命ボードで助けにきてく

れました。

ライフセイバーは、

「だいじょうぶですか?」

と聞き、ぼくとお父さんは、

「だいじょうぶです」

と言いました。この時、ライフセイバーは、

「これは、離岸流といって、どんどんおきの方へ流されるきけんな流れなんです」

と教えてくれました。そして岸へ帰る方法も教えてくれました。まず、きゅう命ボードの

まん中でぼくは、しっかり両手でボードをつかんではなさないこと。ぼくの両はしのお父さ

んとライフセイバーにつかまりながら、岸へ向かう波がきた時に全力でバタ足で進みます。

次に、おきへ流れる強い波がくる時に、両足を砂につっこみ流されないようにふんばります。

それをくり返し、少しずつ岸の方へ向います。ぼくは、水着がぬげそうになるのを何度も直

しながら、強い波に流されないように、ボードにしがみつきました。ぼくとお父さんは、無
事に助かってほっとしました。ライフセイバーに、 「ありがとうございました」

と何度もお礼を言いました。

川や海で遊ぶのは楽しいけど、きけんなこともあるとわかりました。離岸流の事故も多く、

なくなっている人もいるので、気をつけたいと思います。ぼくが体けんした離岸流のことを
みんなにも教えてあげたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です