2015年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  増田 守世

【特別賞】楽しかった舟屋

「うわぁ、きれいな海」

ぼくは、こうふんして大きな声で言いました。つりの本を見て、一度来てみたかったたんご半島の海

へ来れたからです。最近ぼくはつりが大好きなので、つりの本にあった、漁師が住んでいる舟屋がある

この場所へ来て、つりをしてみたかったのです。ぼくとお父さん、お母さんとで、一組しか泊まる事が

できない舟屋をかいぞうしたホテルにとう着しました。荷物を置いてしばらく待っていたら、なんとホ

テルから水上バスに乗る事ができました。これは舟屋ならではの事です。舟屋というのは、海に面して

建っていて、舟を入れるガレージ付の建物です。

水上バスに乗ると、たん後半島の有名な場所を回って、船長さんがなぜ伊根町にだけ舟屋があるの

かを教えてくれました。島と島が若さわんへの入り口をほぼふさいでしまっていて入り口が二つしかな

いので、高波のひ害がほとんど無いらしいです。そしてその後、カモメのえさやり体験をしました。カ

モメが、投げたえさをすぐにくちばしでキャッチするのがとてもおもしろかったです。ふと船内のかべ

を見ると、げいのう人のサインや写真がかざってあって、船長さんによると二日前にはいゆうの玉木宏
さんが来ていたらしいので

、お母さんは、 「玉木君に会ってみたかったなぁ」

とくやしそうに言っていました。

その後、水上バスから下りた場所で待ち合わせしていた、かん光ボランティアの人とつり体験をしま

した。今回のつり方は、さぐりづりというつり方で、やり始めてから一分位ですぐにつれました。思わ

ず、

「すごい。入れ食いだ」

とよろこび、む中になり一時間半ぐらいで十六ぴきもつれました。つれたのはベラや小ダイです。こ

んなにたくさんの魚がつれた事はなかったので、おどろきました。

つりの後ホテルにもどり、すぐに着がえて一階のカフェに行くと、ホテルのおじさんが飲み物をサー

ビスしてくれました。ぼくはバナナスムージーをいっきに飲みほし、外へ出ると、暑くて海に入るには

ぴったりでした。舟屋のガレージからすぐに海に飛びこむと、ひんやりして、ものすごく気持ちよかっ

たです。泳いでいると、となりのみん宿のおばさんが、

「うちのサザエが何びきかアミからにげだしたから、見つけたら持って行ってもいいよ」

と言っていたので、お父さんといっしょうけんめいもぐってさがすと、五こも見つかりました。どれ

も大きなサザエでした。夕日がしずむころまでずっと、泳いだり魚を追いかけたりしました。遊びくた

びれて、ホテルのホースで海水を落とし、部屋にもどって、ろ天ぶろにお父さんと一緒につかりました。

部屋のろ天ぶろは目の前が海で、まるで海の中におふろがうかんでいるようで、ふしぎで、すごく気持

ちよかったです。

おふろから上がった後、少しホテルからはなれた魚料理のお店へ夕食を食べに出かけました。さっ

きつれた魚やサザエを、ホテルの人がそのお店に持って行ってくれたので、自分でつった魚も食べる事

ができました。それ以外にも、あまだいのしおやきや、かさごのにつけやおさしみが出てきて、どれも

ほっぺたが落ちるくらいおいしかったし、自分でつった魚もすごくおいしくて、じまんでした。魚料理

がおいしくて、ごはんが進んで茶わん二はいも食べたので、食べ終わった時にはおなかがはれつしそう

でした。そして、ホテルの部屋にもどったらすぐにバタンキューでねむってしまいました。次の日、ぼ

くは起きてすぐにまた、ろ天ぶろに飛びこみました。目の前に朝の海が広がっていて最高の気分、ねむ

けがふき飛び、シャキッとしました。その後、一階のカフェに朝食を食べに行くと、朝からあまだいの

しおやき付きのごうかな朝食でした。ここらへんの人達は毎朝こんなおいしい朝食なのかなと、うらや

ましくなりました。朝食をすませて部屋にもどると、お母さんが家に帰るしたくをすぐに始めたので、

ぼくは少しさびしくなってしまいました。家からかなり遠い海だから、なかなか来られないな、と思っ

たからです。

昔の人のちえから生まれた舟屋は、べん利さと楽しさがある建物だと思いました。こんなおだやかな

海と、いつも一緒に生活できる人達が、うらやましいです。またいつか、ここへ遊びに来たいなと思い

ます。

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