2014年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  疋田 友紀

【特別賞】海と川のゴミ

僕の住んでいる街には、海と川があります。どちらが好きかと迷うけれど、川が好きです。多分、栃 木にいる祖父の影響かなと思います。

栃木の祖父母の所へ行くと、必ず川に釣りに出かけます。穏やかな流れ、急な流れ、大雨の時は恐ろ しいほどの激流。その流れ一つ一つが、ぼくにとって川の表情に見えます。その川の表情を読み、祖父 は釣り場を決める。すごい技だと、いつも思います。そして、ひざ下まで水につかりながらの釣り。川 の流れの音を聞きながら、自然の中で最高だと思います。

僕の家の近所には、川幅二メートル位の川が流れています。その川には、いつもカモがいて、心が和 むので僕はこの川が大好きです。でも、とても残念な事があります。それは、大量のゴミです。空き缶 や家庭のゴミ、驚くのが自転車です。時々、泡が流れだしていたりして、僕はショックを受けました。 そのゴミはずうっと放置されたままで、ちょっと照れながらですが、友人とゴミ拾いをしました。でも 次の日、またゴミが捨てられていました。なぜ川にゴミを平気で捨てるのか、罪悪感がないのか、その 様な行動をとる人が、ぼくには不思議に感じ、理解できません。

ある日、この川の終点はどこなのか、と疑問に思い、川岸をどこまでもたどって行きました。少しず つ川幅を広げ、他の川と合流し川の名前を変え、最後は海にたどり着きました。表現が難しいですが、 川の成長というかたくましさを感じ、感激しました。

感激の裏に、悲しさがありました。最後の河口から約一キロ入った所の川が、ヘドロになっていて、 鼻を刺すほどの悪臭がしました。

 

「このヘドロの川に、まさか魚なんていないよな」

と思いながらも魚を探してみたら、二匹並んで魚が泳いでいました。ヘドロで水草も岩場もないのに 生きているなんて、びっくりしましたが、なんだか心がとても痛く、苦しくなりました。

川の最終地は海。こんなに汚い水が毎日海に流れついているなんて、海までもかわいそうだ。浜辺に も、どこからか流れついたゴミや釣り人が捨てていったゴミがある。ニュースで知りましたが、海ガメ が好物のクラゲと間違って、ビニール袋を食べてしまい、命を落とす。釣り針をくちばしに引っかけた 鳥、足に釣り糸がからまった鳥。ひどいです。海、川の生き物たちは、どんな気持ちでいるのか聞いて みたいです。

ゴミを減らすには、私達一人一人が責任のある行動をし、常に自然に対して美の意識を持ち、人と自 然の共存を忘れてはならないと思います。海や川をきれいにすれば、動物達の悲惨なニュースはなくな ると思います。

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