2018年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  林 香君

【海上保安庁長官賞】海の声を聞こう

海の声が聞こえるかい

海は

いつもぼくらに語りかける気付かれないけど

語りかける

潮風のにおい

海面でゆれる光

その光を受けて

ゆうゆうと泳ぐ魚たちそして

色とりどりのサンゴ

よせる波が

足元の砂をさらっていく小さな迷子のヤドカリが

ひょっこり顔を出す

海はどこまでも美しく

たくさんの生命をいただいている人は

そんな海にあこがれ

感動をもらうのだ

海の声が聞こえるかい

海はときに

悲しみの声をもらす

小さくさけぶ

海の底にしずむ電化製品

砂浜に打ち上げられるごみ

そのごみを食べて

命を落とす海の生き物たち

そして

温暖化によって

白くなってしまったサンゴ色とりどりのサンゴや魚は消えてしまうかもしれない

海がさけぶ

「もうよごさないで」「生き物の命を助けて」

でも人は気付かない

感動をもらっているのに

海をよごす

文明社会の宝物は

海にとっては

宝でも何でもないのだ

海の声を聞こう

いまを生きるぼくたちの手で

生き物が幸せに暮らせる海を残そう

何万年たっても

人々があこがれ

感動をもらえるような海を・・・

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