【特別賞】石鎚山からの恵み
西条市には、うちぬき水が湧き出ている地域があります。うちぬき水は、平成七年、八年と二年連続
で日本名水百選に選ばれた、名峰、石鎚山の伏流水で、西条市内で地下にパイプを打ち込むと、伏流
水が吹き出すことから、うちぬき水と呼ばれており、市内にはうちぬき水の湧き出るところが至る所に
あって、その数は二千ヶ所以上だそうです。
西条市の平野部の年間降雨量は少ないが、山間部にはその二〜三倍の雨が降るそうです。市の北側は
海に面し、南側の市境は分水嶺という水の流れの分かれ目があるため、降った雨がすべて西条市に流れ
てくるそうです。四国で渇水状態が続いても、西条市だけは水が枯れない水都と言われています。
水がとても豊富なので、市の中心部では、生活や農業など様々なことに使用しているところがありま
す。うちぬき水はとてもきれいで、そのまま飲用することができるので、西条駅のホームや文化会館の
近くでは、湧き出るうちぬき水を直接汲むことができる所があります。文化会館の近くの所は、うちぬ
き水を汲みにくる人が絶えないそうです。わたしも小学生の時に飲んだことがあるけれど、とても冷た
くて美味しかったです。透明度も高く、きれいな水でした。
しかし、西条市はかつて塩水化という問題が起こったことがあります。海水の影響を受け、地下水の
塩分濃度が上昇したので、急きょ簡易給水区域が組まれたそうです。塩水化は、降水量や川に流れて
くる水の量も関係しているといわれています。
また、塩水化を防ぐ役割をしている川の水位や水の流れる量は、万が一に備えて、しっかり調査され
ているそうです。西条市に住む人にとって、豊かな水が守られているということは、とてもありがたく
嬉しいことです。西条市の水にはもう塩水化が起きないようになってほしいです。
水は限りある資源で、私たちの生活になくてはならないとても大切なものです。水が湧き出ているか
らいくらでも使って良いわけではなく、節約しなければ水はいつか少なくなってしまいます。あと、飲
み残しなどを流してしまうと水の性質が悪くなってしまいます。そうならないために今自分ができるこ
とを、小さなことを一つだけでも、一日一回実践できるようにしたいです。
そして、石鎚山からの恵み「うちぬき水」を大切にして、これから先もずっと豊かな水が湧き続ける
ことを心から願っています。


