2015年度受賞作品,  ARTIST,  AWARD,  菊地 市千

【特別賞】石鎚山からの恵み

西条市には、うちぬき水が湧き出ている地域があります。うちぬき水は、平成七年、八年と二年連続

で日本名水百選に選ばれた、名峰、石鎚山の伏流水で、西条市内で地下にパイプを打ち込むと、伏流

水が吹き出すことから、うちぬき水と呼ばれており、市内にはうちぬき水の湧き出るところが至る所に

あって、その数は二千ヶ所以上だそうです。

西条市の平野部の年間降雨量は少ないが、山間部にはその二〜三倍の雨が降るそうです。市の北側は

海に面し、南側の市境は分水嶺という水の流れの分かれ目があるため、降った雨がすべて西条市に流れ

てくるそうです。四国で渇水状態が続いても、西条市だけは水が枯れない水都と言われています。

水がとても豊富なので、市の中心部では、生活や農業など様々なことに使用しているところがありま

す。うちぬき水はとてもきれいで、そのまま飲用することができるので、西条駅のホームや文化会館の

近くでは、湧き出るうちぬき水を直接汲むことができる所があります。文化会館の近くの所は、うちぬ

き水を汲みにくる人が絶えないそうです。わたしも小学生の時に飲んだことがあるけれど、とても冷た

くて美味しかったです。透明度も高く、きれいな水でした。

しかし、西条市はかつて塩水化という問題が起こったことがあります。海水の影響を受け、地下水の

塩分濃度が上昇したので、急きょ簡易給水区域が組まれたそうです。塩水化は、降水量や川に流れて

くる水の量も関係しているといわれています。

また、塩水化を防ぐ役割をしている川の水位や水の流れる量は、万が一に備えて、しっかり調査され

ているそうです。西条市に住む人にとって、豊かな水が守られているということは、とてもありがたく

嬉しいことです。西条市の水にはもう塩水化が起きないようになってほしいです。

水は限りある資源で、私たちの生活になくてはならないとても大切なものです。水が湧き出ているか

らいくらでも使って良いわけではなく、節約しなければ水はいつか少なくなってしまいます。あと、飲

み残しなどを流してしまうと水の性質が悪くなってしまいます。そうならないために今自分ができるこ

とを、小さなことを一つだけでも、一日一回実践できるようにしたいです。

そして、石鎚山からの恵み「うちぬき水」を大切にして、これから先もずっと豊かな水が湧き続ける

ことを心から願っています。

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